□12月19日(金)
すべてのわざにおいて、神を求めたヒゼキヤ
歴代誌第二31:1-21(21)
聖書本文
31:1 これらすべてのことが終わると、そこにいた全イスラエルはユダの町々に出て行き、石の柱を打ち砕き、アシェラ像を切り倒し、ユダ全土とベニヤミン、またエフライムとマナセの中にある高き所と祭壇を徹底的に壊した。そして、すべてのイスラエルの子らは、それぞれ自分の町、自分の所有地へ帰って行った。
31:2 ヒゼキヤは祭司とレビ人の組を定め、祭司とレビ人それぞれの組ごとに、その奉仕にしたがって全焼のささげ物と交わりのいけにえを献げさせ、さらに、【主】の宿営の門で仕え、告白し、賛美させた。
31:3 また王は、全焼のささげ物のために、自分の財産から自分の分を出した。すなわち、【主】の律法に記されているとおりに、朝夕の全焼のささげ物、また安息日、新月の祭り、例祭ごとに献げる全焼のささげ物をした。
31:4 さらに彼は、エルサレムに住む民に対して、祭司とレビ人の受ける分を与えるように命じた。祭司とレビ人が【主】の律法に専念するためであった。
31:5 この命令が広まるとともに、イスラエルの子らは、穀物、新しいぶどう酒、油、蜜など、畑のすべての収穫の初物をたくさん持って来た。彼らはすべての物の十分の一を豊富に携えて来た。
31:6 ユダの町々に住むイスラエルとユダの人々も、牛や羊の十分の一と、彼らの神、【主】に聖別した聖なるささげ物の十分の一を携えて来て、いくつもの山に積み上げた。
31:7 第三の月に彼らは積み始め、第七の月に終えた。
31:8 ヒゼキヤと高官たちは、やって来て積まれた山を見ると、【主】とその民イスラエルをほめたたえた。
31:9 ヒゼキヤが、その積まれた山について祭司とレビ人に説明を求めると、
31:10 ツァドク家の祭司の長アザルヤが、彼に答えて言った。「人々が奉納物を【主】の宮に携えて来ることを始めてから、食べて満ち足り、たくさん残るようになりました。【主】が御民を祝福されたので、その残りがこんなにたくさんあるのです。」
31:11 そこで、ヒゼキヤが【主】の宮の脇部屋を整えるように命じたので、彼らは整えて、
31:12 その奉納物と十分の一の聖なるささげ物を忠実に運び入れた。彼らを指図した長はレビ人カナンヤであり、その兄弟シムイが補佐であった。
31:13 エヒエル、アザズヤ、ナハテ、アサエル、エリモテ、エホザバデ、エリエル、イスマクヤ、マハテ、ベナヤは、ヒゼキヤ王と神の宮のつかさアザルヤの命によって、カナンヤとその兄弟シムイを助けて管理者となった。
31:14 東の門の門衛、レビ人イムナの子コレは、神に進んで献げるものを受け持ち、【主】への奉納物と最も聖なるささげ物を分配した。
31:15 彼の下には、エデン、ミンヤミン、ヨシュア、シェマヤ、アマルヤ、シェカンヤがいて、祭司の町々で組ごとに、老若の別なく、忠実に彼らの兄弟たちに分配した。
31:16 これとは別に、系図に記載された三歳以上の男子で、毎日の日課として組ごとの任務に就き、奉仕に当たるために【主】の宮に入るすべての者にも分配した。
31:17 また父祖の家ごとに祭司として系図に記載された者、および、二十歳以上のレビ人で系図に記載された者で、組ごとにその任務に就く人々にも分配した。
31:18 さらに、全会衆のうち、すべて系図に記載された幼児、妻たち、息子たち、娘たちにも分配した。彼らは聖なるささげ物を、聖なるものとして忠実に扱ったからである。
31:19 また、それぞれの町の放牧地にいるアロンの子らである祭司たちのためには、どの町にも指名された者たちがいて、祭司たちのすべての男子、および、レビ人で系図に記載されている者すべてに受ける分を与えることとした。
31:20 ヒゼキヤはユダの全地でこのように行い、その神、【主】の前に、良いこと、正しいこと、真実なことを行った。
31:21 彼が始めたすべてのわざにおいて、すなわち、神の宮の奉仕において、律法において、命令において、彼は神を求め、心を尽くして行い、これを成し遂げた。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
ヒゼキヤ王が、主に立ち返るように命じたとき、イスラエルの人々は心をひとつにして応答し、過越の祭りと種なしパンの祭りを大いに喜び祝いました(30:21)。これらすべてのことが終わると、人々はユダの町々にある偶像を打ち壊し、ユダ、ベニヤミン、エフライム、マナセの中にある高き所と祭壇を徹底的に壊しました。このようにして、彼らの悔い改めは彼らの行動にも現われました。
ヒゼキヤは、過越の祭りや神殿礼拝が一時的なものであってはならないという信念を持っていました。そのため、祭司やレビ人たちが神殿に仕えることに専念できるよう、彼らの生活を支援することにしました。エルサレムの人々にささげ物を献げるように命令すると、人々もこれに心から応じました。民は収穫の初物とすべてのものの十分の一を豊富に携えて来て、あちらこちらに積み上げました。祭司とレビ人が食べて満ち足りても、なお沢山残るほどでした。ヒゼキヤはこの豊かさに、どのように応じましたか。彼は主の宮の脇部屋を整えさせ、管理者と補佐役を任命して、ささげ物を正しく蓄え、分配し、記録するようにさせました。すると、祭司とレビ人たちは不正を行うことなく、すべてを忠実に行いました。このように、ヒゼキヤ王がすべてのわざにおいて神様を求め、行ったとき、民の心はそれに応答し、忠実に仕え、イスラエルの宗教改革は成し遂げられました(21)。
指導者一人の影響は本当に大きなものです。指導者が霊的に目を覚まして神を求め、心を尽くして行う時、偶像崇拝と罪に陥っている民は目を覚まし、神様に仕える聖なる民に変わります。
祈り:父なる神様、私がヒゼキヤのようにあなたを求め、心を尽くして行う者となりますように。霊的リーダーとして、与えられたものを正しく忠実に管理し、人々に良い霊的影響を与える者となるように助けて下さい。
一言:何をするにも、神様を求めよう
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
「日ごとの糧に関するご意見・ご要望、メール配信希望・配信停止については、以下のリンク先よりお問い合わせください。
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