□7月24日(土)


神にはどんなことでもできます


マタイの福音書19:16-30(26)

日毎の糧

ある人がイエス様に近づいて来て、永遠の命を得る道について尋ねました。イエス様は、命に入りたいと思うなら戒めを守りなさいと言われました。すると、この青年はそれらすべてを守ってきましたと自信満々に答えました。しかし、それは表面的な従順でした。イエス様は彼の内面を洞察され「帰って、あなたの財産を売り払って貧しい人たちに与えなさい。そうすれば、あなたは天に宝を持つことになります。そのうえで、わたしに従って来なさい。」と言われました。彼は表面的には敬虔な生活をしていましたが、内側には世の所有に対する強い執着を持っていました。これが、彼に天に宝を持つことを遮りました。 彼は多くの財産を持っていたからです。彼は悲しみながら立ち去っていきました。

それを見たイエス様は気の毒に思われ、金持ちが神の国に入ることは難しいと言われました。らくだが針の穴を通るほうが易しいと言われたのです。弟子たちは大変驚いて、それではいったい誰が救われることができるでしょうかと聞きました。イエス様は「人にはできないことですが、神にはどんなことでもできます。」と言われました。金持ちが神の国に入ることは不可能に見えることですが神様が働かれれば十分に可能です。人間的には不可能に見えることであっても神様にはどんなことでもできるということこそが、私たちには大きな希望となります。

ペテロには、自分はすべてを捨ててイエス様に従った、という自己義認がありました。彼はそれに対して当然報われるべきだと思っていました。このような彼に、イエス様は新しい世界で与えられる統治の権威と永遠の命を約束してくださいました。これは、ペテロがイエス様に従うために捨てたものとは比べられない、驚くべき祝福です。しかし、このような恵みを受けるためには謙遜な心を持って最後までイエス様に従わなければなりません。



適用:富に対する欲望を克服出来るでしょうか

一言:神様は出来ます

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧