□7月28日(水)


私と苦しみをともにしてください


テモテへの手紙第二2:1-13(3)

日毎の糧

使徒パウロはテモテに対して、強くなりなさいと励ましています。強くならなければ、苦難の中で福音を守ることができなくなります。ここで大事なのは「キリスト・イエスにある恵みによって」と言っていることです。イエス・キリストの十字架の血潮の恵み、選ばれた人としての恵みを覚えていなければなりません。さらにイエス・キリストにある救いを、永遠の栄光とともに受けるようになることを確信し、私たちがキリストとともに死んだのなら、キリストともに生きるようになる、という真実から振れないことです。 (11-13)。

テモテには、教会のリーダーとしてやらなければならないことが数多くありました。中でも、忠実な人たちに御言葉を教えなければなりません。教える力のある忠実な人たちは、神様の御言葉を他の人に教えることになります。このようにして福音のみわざは継承され、広がりを見せます。それは御言葉を教えてあらゆる国の人々を弟子としなさいと命じられた主の命令によるものです(マタイ28:19,20)。 私たちにはしなければならないことが多くありますが、何よりも注力すべきなのは、忠実な人たちに神の御言葉を教えてゆき、弟子養成に励むことではないでしょうか。

使徒パウロは、兵士と競技者、農夫のたとえを通して福音の働き人であるテモテが苦しみを積極的に担うように励ましています。霊的リーダーはキリスト・イエスの立派な兵士としてキリストと苦しみをともにします。兵士が自分勝手に生活をしないことと同様、キリストの兵士はキリスト・イエスを喜ばせるために自制し、献身します。また、競技をする人は、規定に従って競技をしなければ栄冠を得ることはできません。また、労苦している農夫こそ、最初に収穫の分け前にあずかるべきです。そのように福音の働き人は収穫の分け前にあずかるまで苦労しなければなりません。苦しみをともにする人たちだけに栄冠が与えられるのです。



適用:キリスト・イエスの立派な兵士でしょうか

一言:苦しみにあずかること

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧