□7月3日(主日)


わたしのために、良いことをしてくれたのです


マルコの福音書 14:1-9(6)

日毎の糧

 イエス様がツァラアトに冒された人シモンの家におられたときでした。シモンは自分を癒してくださったイエス様とその弟子たちを食事に招きました。そのとき、一人の女が、純粋で非常に高価なナルド油の入った石膏のつぼを持って来て、そのつぼを割り、イエス様の頭に注ぎました。5節をみると、その香油は三百デナリ以上する高いものでした。三百デナリとは、労働者の年俸に匹敵する金額です。その女がこんなに高い香油をイエス様の頭に注いだのは、イエス様から頂いた御恵みと愛に、心から感謝しているからです。ところが、何人かの者は憤慨しながら、それは無駄なことだと言いました。その香油を売って貧しい人たちに施すべきだと、その女を厳しく責めました。

 しかし、この女は、イエス様のために、良いことをしてくれたと言われました。貧しい人たちはいつもあなたがたといっしょにいるので、いつでも彼らに良いことをしてやれます。しかし、イエス様はいつもあなたがたといっしょにいるわけではありませんと言われました。イエス様は彼女がご自分の埋葬の用意を前もってしてくれたことを認められました。また、福音が宣べ伝えられる所では、彼女のした事も彼女の記念として語られると言われました。人々は、彼女のやったことを無駄だと言ったように、私たちのイエス様への献身をも無駄だと言います。しかし、イエス様に捧げた私たちの献身を、イエス様はすべて受け取ってくださいます。それだけではなく、私たちの献身を永遠に覚えていてくださいます。イエス様への献身は決して無駄にはなりません。



適用:イエス様への献身を無駄だと思っていますか

一言:いいえ、良いことです

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧