□11月21日(月)


わたしのために


イザヤ書48:1-22(11)

日毎の糧

 ヤコブの家、つまりイスラエルの民には、誇れるものが沢山ありました。イスラエルという名で呼ばれていること、ユダの源から出ていること、主の御名によって誓えること、また、イスラエルの神を呼び求められること、聖なる都の出身であること、万軍の主に拠りかかっていること等です。しかし、彼らは誠実ではなく、正義に欠けていました。頑なで、首筋は鉄の腱、額は青銅のようでした。これほど強情な彼らに対し、神様は新しい事、驚くほど素晴らしい救いの御業を計画しておられます。彼らの知らない秘め事、聞いたことのない新しい事を行おうとしておられます。イスラエルの民は「母の胎内にいるときから背く者と呼ばれて」いましたが、それでも神様はご自身の聖なる御名のために、彼らを救い出されます。神様の聖なるご性質と愛は、どんな罪人をも抱くことができるのです。

栄光の神様は、初めであり、終わりであられる創造主です。御手で地の基を定め、天を引き延ばし、万物を立ち上がらせた方です。創造主神様は、ご自分の栄光を他の者に与えません。今まさに、「主に愛される者(14)」キュロスが、主の御心によってバビロンに裁きを下しますが、それはキュロスにその力があるからではありません。あくまで主が彼を裁きの器として用いられるだけです。神様は、イスラエルが地の果てにまで「主が、そのしもべヤコブを贖われた」と告げ知らせることを望んでおられます。主は、御名のために人々が贖われることを切に望む、聖なる望みに溢れた神様です。



祈り:主よ、あなたが私を救って下さったのは、私が良い人だからではありま   せん。あなたが聖なる神、愛の神であられるからです。今日もそんな主の変わらない愛に頼って謙遜に生きられるように助けて下さい。

一言:わたしの栄光を他の者には与えない

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧