□11月22日(火)


国々の光、救い


イザヤ書49:1-26(6)

日毎の糧

本文は、「島々よ」という呼びかけで始まります。イスラエルではなく、遠い異邦の民に対する呼びかけです。これまで主とその救いから遠く離れたところで生きていた異邦の国々の民に対して、主のしもべが「わたしに聞け」「耳を傾けよ」と呼び掛けています。「わたしのしもべ」(3)、「ご自分のしもべ」(5)と呼ばれているこの主のしもべは、預言者イザヤ、あるいはイスラエルの民を指していると解釈する人もいますが、多くの旧約学者は、イエス・キリストであるという意見で一致しています。

イエス・キリストは、生まれる前から神によって召されていました(1)。その口は鋭い剣のようで、御手のうちにある研ぎ澄まされた矢のようでした(2)。剣は近くの敵と、矢は遠くの敵と戦うための武器です。主なる神様は、そんな鋭い武器であるキリストによって、捕らわれ人を、闇の中にいる者たちを、救い出されます(9)。闇が深すぎて、敵が強すぎて、距離が遠すぎて、キリストであっても届かない、もう手に負えない、そう思えて絶望しそうになることが、私たちにも時々あります。しかし、「わたしを待ち望む者は恥を見ることはない(23)」と主は約束されます。キリストは国々の光となって、救いとなって、捕らわれた人を取り戻し、奪われた物を奪い返して下さいます。わたしたちと争う者と争い、私たちの子らを救ってくださいます(25)。主イエス・キリストは、どんな遠い地の果てにまでも、救いをもたらして下さる方なのです(6)。



祈り:主よ、私はあなたに、今抱えている問題を差し出します。あなたを待ち望む者は、決して恥をみることがないと信じます。助けて下さい。

一言:キリストは、光、剣、研ぎ澄まされた矢

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧