□2月7日(火)


完全で正しい重り石


申命記25:1-19(15)

日毎の糧

 裁判官は公正な裁判を行わなければならず、罪相当だけの刑罰を与えなければなりません。しかし、罪を犯した人であっても、むちで四十回以上打ってはいけません。家畜であっても、虐待してはいけません。一緒に住んでいた兄弟が子どものないまま死んだ場合、ほかの兄弟が兄の妻を迎え入れて、夫の兄弟としての義務を果たします。これは死んだ兄弟の名が残ることで、経済的能力のないやもめが保護されるためでした。しかし、これを望まない場合には、長老たちの前で履物を脱ぎ、羞恥の代価を払うようにしました。二人の者が争っている時、自分の夫を助けるからといって、相手の尊厳を害する女は、処罰を受けるようにしました。いくら緊急を要する状況であっても、不当で、不道徳な行動を取ってはなりません。

 大小異なる重り石と升を使い、人をだまし、不当な利得を求めてはいけません。ただ、完全で正しい重り石と升を使わなければなりません。正直で、公正に生きることは、馬鹿正直で損をしていると思うかもしれません。しかし、義なる神様が報いて、祝福してくださいます。神様が、彼らの「日々が長く続くように」してくださいます。これは単純に寿命を延長させてくださるという意味ではなく、祝福の日が長く続くようにしてくださるという意味です。人の目をあざむき、不当な利益を求める者を神様は忌み嫌われます。イスラエルが出エジプトした直後、彼らが無防備な状態にいた時、アマレク人が攻撃し、大きな被害をこうむりました(出17章) 。このことでアマレク人は不義の代価を払うことになります。神様は、正直で真実な者を祝福されます。神様の共同体には、公正を水のように、義を、絶えず流れる谷川のように、流れさせなければなりません(アモ5:24) 。この国に、公正と義が行なわれるように、正直な指導者が立てられるように、祈らなければなりません。



祈り:公正に生きることが損をしているとどこかで思い、自分の利益を失うことを惜しむ心を悔い改めます。公正と義を行うようにお助けください。

一言:あなたの日々が長く続くようにするためである

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧