□3月17日(金)


新しいぶどう酒は新しい皮袋に


ルカの福音書5:33-39(38)

日毎の糧

パリサイ人たちやその派の律法学者たちは、イエス様の弟子が断食せずに食べたり飲んだりしているのを見て非難しました。彼らはイエス様が断食をしない不敬虔な人だと考えました。するとイエス様は、結婚式に来たお客さんが花婿と一緒にいる間には断食できないという事実を言いました。同様に、イエス様と一緒にする人生には、断食する必要がないと言いました。しかしイエス様を奪われる時、彼らは断食するようになる、とも言いました。また、新しい衣の一部をとって古い衣に付ける人はいないと言いました。なぜなら、そのようにすれば新しい衣の布が破れるだけでなく、そもそも古い衣には合わないからです。また、新しいぶどう酒を古い皮袋に入れる人はいないともイエス様は言いました。新し日ぶどう酒は発酵するからです。新しい皮袋は伸縮性があるので大丈夫ですが、古い皮袋は固くなっているので、新しいぶどう酒を入れると破れてしまうのです。

この二つのたとえから分かることは、古いものを捨てなければ、新しい働きを受け入れることはできないということです。当時、イエス様の思想と教えは、新しいぶどう酒と同じように、新しすぎて破壊的であったため、古い伝統ではイエス様を入れることができませんでした。 新しいぶどう酒であるイエス様を古い伝統に入れることはできません。人々は古いワインが好きなように、古い伝統と固定化した考えに留まっていることを好みます。しかしイエス様を私の人生に迎えて従うためには、こういうものを脱いでしまわなければなりません。イエス様に習おうとする人は、毎日新しくなることができます。このような人は、いつも新しくて生命力に満ちた生活を送ることができます。



祈り:主よ、硬直した私の心を柔らかい、従順な心に変えて下さい。そして、イエス様が与えて下さる新しい考え、新しいやり方、新しいいのちにあふれる生活を送れるように助けて下さい。

一言:新しい皮袋

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧