□3月19日(主日)
彼らに使徒という名をお与えになった
ルカの福音書6:12-19(13)
日毎の糧
当時、律法学者たちとパリサイ人たちは、牧者としての働きをすべきであるのに、右手の萎えた人のような哀れな人々の世話を全くしようとしませんでした。そして、自分たちの教権が脅かされると思い、イエス様を妬み、嫌いました。このような時代背景の中で、イエス様は祈るために山に行かれました。夜を明かすほどに祈られ、神様の御心を求めました。夜が明けた時、弟子たちを呼び寄せ、その中から十二人を選び、彼らに使徒という名をつけられました。使徒というのは、神の国の全権大使という意味です。イエス様は暗くて絶望的な時代に、十二使徒養成の方向を定めました。その時代に仕え、様々な人々を助けることができる霊的指導者として育てようとなさいました。そのような偉大なことを成し遂げるためには、十二人はあまりにも少ない数です。しかし、イエス様は多くの群れを立てるより少数のリーダーを養成することに集中しました。イエス様の人格と信仰を学び、また見習い、将来イエス様の働きを継承できるような指導者を育てることを願われたのです。少数のリーダー養成こそが、神様の知恵であり、確かな方法です。
一方、イエス様が選ばれた十二人は出身背景が多様でした。漁師もいれば、取税人もいました。熱心党員もいました。彼らは身分が卑しいながらも平凡な人々でした。その一方で、イエス様の召されに従順に従う謙虚な人々でした。習おうとする心があり、純粋でした。イエス様は、特別なタイプの人を好まれることなく、あらゆる人々に希望を置きました。誰でもイエス様の召されに謙虚に従うならば、その時代に仕える偉大な霊的指導者に成長することができます。
祈り:神様が、何もない平凡な私を選んでくださったことに、感謝します。神様に純粋に従い、愛によって人々に仕えることができるようにしてください。
一言:使徒養成をされたイエス様
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。