□3月20日(月)


貧しい人たちは幸いです


ルカの福音書6:20-26(20)

日毎の糧

イエス様はご自分についてくる弟子たちを見つめながら、「幸いです」と言われました。人間的に見ると、彼らはこの世で持ち物があまりない貧しい者たちでした。弟子たちは、イエス様に従うために船と網を捨てました。高所得が保障された取税人の仕事を捨てました。彼らは、神の国を宣べ伝えるために貧しい人生を拒みませんでした。神の国を所有した者の心は豊かになります。イエス様に従うことで、飢えるときもあります。しかしまもなく豊かさを知るようになります。イエス様に従うことで、泣く時もあります。しかしまもなく笑うようになります。鍛錬と訓練の過程もありますが、イエス様は必ず私たちが勝利するようにしてくださいます。イエス様のために憎まれ、排除され、見捨てられる時もあります。しかしそうする時に、祝福されます。イエス様はその日に喜び、躍り上がって喜びなさいと言われました。なぜなら天においての報いは大きいからです。旧約時代の預言者たちも、頑ななイスラエルの民から迫害されました。イエス様のために迫害を受けるということは、預言者の隊列に加わるようなものです。本当に光栄なことです。

イエス様は、どんな人が哀れな者だと言われましたか。富んでいる者です。富んだ者とは、キリストと神の国を遠ざけ、ただ世の中の宝の方を選んだ人です。そのような人は、世の中で得られるものによる満足と喜びに捕われて、福音が与える慰めを受けることができません。満腹している者も哀れな者です。イエス様に従わないで現実的な有益だけを選んだ人だからです。このような人の魂は、飢えるほかありません。世の中では、色々な楽しみで喜々とする人もいますが、結局は苦しみや悲しみで泣くようになる日がくるでしょう。すべての人にほめられるということは、悪くないことです。しかし、偽りの預言者がそうでありました。こうした者も哀れな者です。イエス様の弟子は、人々からほめられようとするよりは、神様の称賛を受けようとしなければなりません。



祈り:主よ、私は世の宝や評価に目を向けてしまいがちです。それらから自由になって、神様から褒められる選択ができるようにどうか助けて下さい。またその選択が真の幸せであることを信じます。

一言:私は幸いな者です

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧