□5月12日(月)
高き所は取り除かなかったので
列王記第二 15:1-16(4)
聖書本文
15:1 イスラエルの王ヤロブアムの第二十七年に、ユダの王アマツヤの子アザルヤが王となった。
15:2 彼は十六歳で王となり、エルサレムで五十二年間、王であった。彼の母の名はエコルヤといい、エルサレム出身であった。
15:3 彼は、すべて父アマツヤが行ったとおりに、【主】の目にかなうことを行った。
15:4 ただし、高き所は取り除かれなかった。民はなおも、その高き所でいけにえを献げたり、犠牲を供えたりしていた。
15:5 【主】が王を打たれたので、彼は死ぬ日までツァラアトに冒された者となり、隔離された家に住んだ。王の子ヨタムが宮殿を管理し、民衆をさばいた。
15:6 アザルヤについてのその他の事柄、彼が行ったすべてのこと、それは『ユダの王の歴代誌』に確かに記されている。
15:7 アザルヤは彼の先祖とともに眠りについた。人々は彼をダビデの町に先祖とともに葬った。彼の子ヨタムが代わって王となった。
15:8 ユダの王アザルヤの第三十八年に、ヤロブアムの子ゼカリヤがサマリアでイスラエルの王となり、六か月の間、王であった。
15:9 彼は先祖たちがしたように、【主】の目に悪であることを行い、イスラエルに罪を犯させたネバテの子ヤロブアムの罪から離れなかった。
15:10 ヤベシュの子シャルムは、彼に対して謀反を企て、民の前で彼を打ち殺し、彼に代わって王となった。
15:11 ゼカリヤについてのその他の事柄は、『イスラエルの王の歴代誌』にまさしく記されている。
15:12 【主】がかつてエフーに告げられたことばは、「あなたの子孫は四代までイスラエルの王座に着く」ということであったが、はたして、そのとおりになった。
15:13 ヤベシュの子シャルムは、ユダの王ウジヤの第三十九年に王となり、サマリアで一か月間、王であった。
15:14 ガディの子メナヘムは、ティルツァから上ってサマリアに至り、ヤベシュの子シャルムをサマリアで打ち、彼を殺して、彼に代わって王となった。
15:15 シャルムについてのその他の事柄、彼が企てた謀反は、『イスラエルの王の歴代誌』にまさしく記されている。
15:16 そのとき、メナヘムはティルツァから出て、ティフサフとその住民、その領地を討った。彼らが城門を開かなかったので、その中のすべての妊婦たちを打ち殺して切り裂いた。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
ユダの王アザルヤは、すべて父アマツヤが行った通りに主の目にかなうことを行いました。しかし、高き所は取り除かなかったため、民はそこでいけにえを献げ続けました。高き所は元々カナン人が偶像を拝む場所でしたが、イスラエルの民がカナンを征服した後に、イスラエルの神様を礼拝する場所として利用しました。そのため偶像崇拝が混在するようになり、神様への忠実さが損なわれました。王たちが高き所を取り除けなかったのは、礼拝をするのにエルサレムの神殿よりも利便性があり、バアルとアシュタロテ等の偶像に一緒に仕えるなら、豊かさと多産も得られると考えたからです。このように便利さを追う心と、この世でもっと多くのものを得たいという心が、民を神様から遠ざけ、神様を愛するよりも偶像を求めるようにさせました。
北イスラエルの王たちに至っては、神様の目に悪であることを行うだけでなく、ヤロブアムの罪からも離れませんでした。このような北イスラエルでは、絶えず反逆が起こり、結局は滅亡してしまいました。
便利な方法で神様に仕えたいという心と、神様と世の豊かさの両方を追いたいという心が、私たちの中に高き所を作ります。高き所で仕えると、しばらくは楽で豊かになったと感じますが、結局は、イスラエルの民のように滅亡してしまいます。神様のみに仕えて、心の高き所を取り除くことが、長く栄えて豊かになる道です。
祈り:忠実な信仰を保つ事が私たちを罪から遠ざけ、祝福の道を歩むために必要であることを学びます。いつも主の御言葉を求め、そこから離れさせようとするものに注意して取り除くことができるように助けてください。
一言:取り除きなさい
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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