□3月24日(金)


わたしにつまずかない者は幸いです


ルカの福音書7:18-23 (23)

日毎の糧

バプテスマのヨハネの弟子たちが、イエス様の働きについてヨハネにすべて報告しました。イエス様は多くの奇跡を行い、神様の御言葉を語られました。特にイエス様は、やもめの死んだ息子を生かす驚くべき奇蹟を行なわれました。人々は、偉大な預言者が現れたと驚きました。すると、ヨハネは、弟子たちの中からふたりを送り、イエス様に「おいでになるはずの方は、あなたですか。それとも、私たちはほかの方を待つべきでしょうか」と質問しました。イエス様は彼らに、目の見えない者たちたちが見えるようになり、足の不自由な者たちが歩き、ツァラトに冒された者たちがきよめられ、耳の聞こえない者たちが聞こえ、死人が生き返っていることをヨハネに伝えるように言われました。これは旧約聖書で約束されているメシアのしるしです(イザヤ35:5,6;61:1)。イエス様は、ご自身がメシアであることを明らかにされました。

イエス様は、私たちのすべての罪と咎と死から救ってくださる憐れみ深いメシアです。イエス様は、ご自身のことでつまずかない者は幸いですと言われました。人々のイエス様に対する信仰は、いつ揺らぐのでしょうか。自分の期待通りにイエス様が動いてくれない、と感じる時です。バプテスマのヨハネは、裁き主としてのイエス様を力強く証しました(ルカ3:7-17)。ところが、イエス様を見ると、イエス様は裁きの働きをやっていないように見えました。また、イエス様が義人である自分を助けてくださらないことに対しても疑問を抱いたかもしれません。これによって、イエス様が約束されたメシアであるという確信が、揺らいだかもしれません。私たちが自分の考えと自分の視点だけでイエス・キリストを判断すれば、信仰が揺らぐ可能性があります。しかし、キリストの道は私たちの願いや計画をはるかに超えて計り知れず、神様の深い計画の中にあります(イザヤ55:8,9)。私たちは自分の考えでイエス様を勝手に判断して、つまずかないように、気を付けなければなりません。



祈り:主よ、私が自分の考えや視点だけでイエス様を見て、判断してしまった時、そのことを教えてください。そして、私が悔い改めて、イエス様への信仰が揺らぐとこがないように助けてください。

一言:イエス様は聖書の通りに働かれる

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧