□3月25日(土)


主の前に遣わされた者


ルカの福音書 7:24-35(27)

日毎の糧

ヨハネの使いが帰ってから、イエス様はヨハネについて群衆に話し始められました。バプテスマのヨハネは、風に揺れる葦のような弱い人、日和見主義な人ではありません。世俗的でも、自身の栄光を求める人でもありません。バプテスマのヨハネは、マラキ書が預言した、キリストの前に遣わされる使いです(マラキ3:1)。女から生まれた者の中で、ヨハネより優れた人は、だれもいないほど偉大な人です。その理由は、キリストをまっすぐに証ししたからです。人の偉大さの尺度は、キリストについての知識とキリストとの関係性によって決まります。優れた人ほどイエス様をよく知っており、深い関係を築いています。新約の弟子たちは、取るに足りなくても、彼らはヨハネよりも偉大で、福音がもたらす神の国で栄光を受けます。その理由は、イエス様についてより多くのことを知り、より深い関係を築くからです。

 民たちは、バプテスマのヨハネを神様から遣わされたしもべだと知り、彼の偉大さを認めていました。しかし、宗教指導者たちはヨハネのメッセージも、バプテスマも、すべて拒否しました。これはヨハネを拒否したのではなく、彼を遣わした神様を拒否したことになります。当時の子どもたちの市場での遊びに、一方が笛を吹くと、もう片方は踊り、一方が弔いの歌を歌うと、もう片方は泣くというものがありました。相手がふさわしい反応をしなければ、子どもは、がっかりします。このように、宗教指導者たちはヨハネやイエス様に対して、当然取るべき反応を示しませんでした。これはヨハネやイエス様が間違っていたのではなく、宗教指導者たちの内面の問題でした。福音に対して正しく反応をしないことは、深い罪でもあるのです。



祈り:主よ、私がバプテスマのヨハネのように、自分に与えられた使命を完全に全うできるように助けて下さい。そのためにも、主とますます深く交わり、親しくなれるように導いて下さい。

一言:主を深く知る

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧