□3月30日(木)


神があなたにしてくださったことを話しなさい


ルカの福音書 8:26-39(39)

日毎の糧

イエス様がゲラサ人の地に着いたとき、ひとりの悪霊につかれた人に会いました。彼はイエス様を見るや、叫び声をあげ、御前にひれ伏しました。これは助けを求める心の現れです。しかし同時に、自分を苦しめないでほしいと反発もしていました。なぜこのように分裂しているのでしょうか。それは、イエス様がすでにこの男の中にいる汚れた霊に、この人から出て行くように命じられたからでした。人々は、彼がなぜ反抗的で、立てつき、反社会的であるのかを理解できませんでした。鎖と足かせでつなぎ留めておくことしかできませんでした。しかし、イエス様は彼の問題を、正確に判断され、尋ねられました。「何という名か。」彼の中に宿っている闇の勢力を光の下にさらけ出し、真の名前を見つけ出そうとされました。彼は、レギオン(大勢)だと答えました。彼の中に汚れた霊が大勢いて、彼を操り、破滅させていたのです。

 悪霊どもはイエス様の力に屈し、出て行く代わりに豚に入ることを願いました。イエス様が許されると、悪霊どもは豚に入り、豚の群れはいきなり崖を下って湖に入り、おぼれで死んでしまいました。悪霊の去った男は着物を着て、正気に返って、イエス様の前に座っていました。本当の自分の名前を取り戻したのです。一方で、町の人々は、これでは養豚産業が立ち行かなくなることを恐れて、イエス様に出て行ってほしいと願いました。彼らは物質的な利益に目がおぼれ、メシアを排斥してしまいました。悪霊が去ったその人は、イエス様のお供をしたいとしきりに願いましたが、イエス様は彼をゲラサのみわざに用いるよう派遣されました。神様があなたにどんなに大きなことをしてくださったのか、神の救いの恵みを話して聞かせなさい、と命じられました。



祈り:主よ、宣教とは、神さまが私にしてくださったことを伝えることから始まるのだと学びます。主が私のためにしてくださったことを、人々に話して聞かせる者となるように助けて下さい。

一言:イエスさまが私にしてくださったこと

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧