□6月6日(火)


私を贖う方は生きておられる


ヨブ記19:1-29(25)

日毎の糧

ヨブが苦しみの中で、さらに絶望に陥ったのは、友だちが無責任な非難をしてくる中で、神様が沈黙されたからです(7)。神様は、いくら呼んでも答えて下さらず、むしろ自分の過去の栄光をはぎ取って行かれました。その結果、ヨブは周りの人々から徹底的に疎外されてしまいました。彼の知人たちは彼から離れて行き、親族は彼を見放し、兄弟たちは彼から遠ざかって行きました。親しい友は彼を忘れ、彼の家に身を寄せる者も、召使いの女たちも、彼を他人のように見ました。さらに追い打ちをかけたのは、彼の妻さえも、彼の息を嫌ったことです。年下の人たちも彼をさげすみ、逆らいました。彼が愛する者はみな、彼の敵となりました。ヨブは全ての人から仲間はずれにされました。彼はさびしく、悲しく、絶望の淵にいました。

では、ヨブはどのようにして、このような寂しさ、絶望、苦しみを耐え忍ぶことができたのでしょうか。それは彼が、自分の悔しさを取り除き、自分を救ってくださる贖い主を仰ぎ見たからです。全ての人々から徹底的に疎外された時、ヨブは自分を贖う方、生きておられる神様を仰ぎ見ました。両親も、妻も、同労者たちも、自分の親族も、理解してくれない時、私たちが仰ぎ見るべき方は、私たちを贖う方、生きておられる神様だけです。生きておられる神様を仰ぎ見る者だけが、絶望を克服することができます。



祈り:主よ、私を知っている全ての人が私を捨てることがあっても、私のそばで贖う方が生きておられることを信じます。イエス様が絶望に打ち勝つ力を与えてくださることを感謝いたします。

一言:私を贖う方は生きておられる

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧