□5月10日(土)
あきらめずに最善を尽くしたヤコブ
創世記30:25-43(37,38)
日毎の糧
ヤコブは、これ以上報酬なしにラバンの羊を飼う生活はできないと考え、故郷に帰ろうとしました。するとラバンは、「今までの報酬を払う」と言って、ヤコブを引きとめました。それでヤコブは、ラバンの家畜の中から、ぶち毛やまだら毛の羊とやぎ、そして黒毛の子羊が出てきたら、それらを報酬としてもらいたいと話しました。ラバンは直ちに、それらを取り出し、自分の息子たちの手に渡して、三日間の道のりの距離を置くようにしました。もはや残りのものは綺麗に見えるものだけでした。彼はヤコブから労働力を搾取するだけで、何の報酬も払おうとはしませんでした。
ヤコブは、ラバンに対する怒りがこみ上げて来たことでしょう。しかしヤコブは不満をもらして座り込んだり、絶望したりしませんでした。自分にある全ての力と知恵を出し切りました。若枝を持ってきて、皮をはいで、白い筋の所をむき出しにしました。その若枝をさかりが付いている羊たちの前に差し向かいに置きました。彼なりに家畜の品種改良を試みたのでしょう。一見すると、何の根拠もない愚かで、無意味な行為のように思えます(37,38)。しかし神様が祝福して下さることを信じ、自分ができる最善を尽くしました。その結果、驚くべきことにヤコブは大いに富むようになりました(43)。神様は、ご自分を信じ、最善を尽くす人を助けられます。
祈り:主よ、どんな厳しい状況になっても、絶望せずに最善を尽くせるように、助けてください。
一言:神様の助けを信じて、チャレンジしよう
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
「日ごとの糧に関するご意見・ご要望、メール配信希望・配信停止については、以下のリンク先よりお問い合わせください。
(お問い合わせページのリンク先)」