□9月21日(木)
神の国はあなたがたのただ中にあるのです
ルカの福音書17:20-37(21)
日毎の糧
パリサイ人たちが、神の国はいつ来るのかとイエス様に訪ねました。彼らはイエス様が話された神の国についての教えを聞いて、神の国を見たくなったのでしょう。イエス様は神の国が近づいたと教えられましたが、彼らの目には、ロ-マ帝国の圧政と不義な世しか見えませんでした。彼らはこのような世に、神の国がいつ来るのかを知りたがったのです。イエス様は、神の国は見える形で来るものではないと言われました。神の国は「あなたがたのただ中にあるのです。」(21)と言われました。この御言葉の意味は何でしょうか。神の国が目に見える形で来るのではなく、イエス様を神の御子キリストとして受け入れた人たちの心の中に来るものであると言われたのです。イエス様を自分の王として受け入れ、イエス様の御言葉に聞き従う人たちの心の中に、神の国は来るのです。そのような人たちが集まる共同体に神の国が来ます。日々イエス様に治められている人は、どんな苦しい状況に直面しても神の国を味わいながら生きていきます。
イエス様は来るべき神の国を教えておられます。これから弟子たちは迫害のことで、「人の子の日」すなわち、主が悪者たちを裁かれるその日を待ち望むようになります。そのとき、人々は『見よ、あそこだ』とか、『見よ、ここだ』とか言い誘惑します。しかし、イエス様は人の子の日に、稲妻がひらめいて天の端から天の端まで光るように来られます。ですので、誘惑する者の言うことを聞く必要はありません。ノアの日とロトの日に起こった裁きの共通点は、人々が全く予想できなかった日に起きたことです。私たちはロトの妻のことを思い出すべきです。いつ起こるかわからないイエス様の再臨の日を準備しないで、この世のことに心を奪われるなら、来るべきその日の裁きを避けられません。私たちは、私たちのただ中に神の国があるのか調べて、来るべき神の国を待ち望む生活をしなければなりません。
祈り:主よ、私が世のことだけに心を向けていたことを悔い改めます。御国を私のただ中に築いて下さり感謝します。今日も、あなたに治められている者として平安と真理の中を歩めますように。
一言:神の国は私のただ中に
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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