□3月27日(水)


神の子なのか


ルカの福音書22:47-71(70)      受難週

日毎の糧

ユダは群衆とともに近づき、イエス様を逮捕しようとしました。暗闇の力、“彼らの時”が来たのです。イエス様はユダを叱ることをせず、もう一度考え直して悔い改めるように、最後の機会を与えてあげました。弟子たちはユダの裏切りに対して剣を抜いて反応しましたが、イエス様は違いました。敵に報復しないという神の方法を示されました。イエス様はしもべの耳を癒してあげましたが、捕らえられて引いて行かれました。

ペテロは恐怖に心が支配され、逮捕されたイエス様から遠く離れてついて行きました。そして、イエス様を知らないと3度も否認しました。その時、鶏が鳴きました。イエス様が振り向いてペテロを見つめた時、ペテロはイエス様のことばを思い出しました。彼は自分の罪と弱さを認めるしかなく、泣き崩れました。失敗の瞬間が、神様の御前で自分の真の姿を発見するという、人生の重要な転換点になる場合もあります。私たちは弱く、罪人であり、私たち自身の人間的な力、経験、熱意以上に、神様の恵みを必要としています。

夜が明けると、イエス様は宗教指導者たちの前に連れ出されました。 彼らは、イエス様が神から遣わされた者であることを、内心、分かっていたはずです。しかし、イエス様を殺すことに躍起になるあまり、心は固く閉じてしまいました。自分が神の子なのかと尋ねられたとき、イエス様は「あなたがたの言うとおり、わたしはそれです。」と答えました(70)。ペテロとは違って、イエス様は、宗教指導者達の尋問の前でも、堂々とした姿勢でおられました。自分のアイデンティティをしっかりと保ち、十字架にかかる覚悟は揺らぎませんでした。



祈り:私は失敗と罪だらけの者なのに、私のために十字架に向かい、私の代わりに死んでくださったイエス様に、心から深く感謝いたします。イエス様が神の御子であることを私は信じます。

一言:神の子、救い主であられるイエス様

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧