□4月22日(月)
ファラオとエジプトは罰せられる
エレミヤ書46:1-26(25)
日毎の糧
46章から51章は、諸国に対する神様の裁きと主の民の救いに関する預言となっています。神様は、ユダの滅亡を招いた諸国を裁いて復讐されます。エジプトを皮切りに次々と諸国に対する裁きが下されます。こうしてユダの夢、即ちエジプトに救いを求めるという夢は破れてしまいます。では、当時の周辺国の情勢は、一体どうなっていたのでしょうか。アッシリア帝国は、メディアとバビロンの連合軍によって敗北しました。そのアッシリアを助けるために、エジプトは遠征します。この時、ユダの王ヨシヤはエジプトと戦って死にました。後に、バビロンのネブカドネツァル王はエジプトの王ファラオ・ネコの軍勢をカルケミシュの戦いで打ち破りました(2-12)。エジプトの勇士たちは、大盾と騎兵、かぶとと槍とよろいをつけて、ナイル川のようにわき上がって走りましたが、彼らはユーフラテス川のほとりで、主にささげられるいけにえのように沢山の血を流して死ぬことになります。その日は、神様がユダの仇に報復する復讐の日となります。
13-26節では、バビロンがエジプトを打つことについて語られています。エジプトの主要都市ミグドル、メンフィス、タフパンヘスが剣に食い尽くされます。エジプトがこのように打ち負かされたのは、神様が彼らを追い払われたからです。エジプトの首都メンフィスは荒れ果て、廃墟となって住む人もなくなります。エジプトはかわいらしい雌の子牛のようですが、北からバビロンの軍勢がアブのように襲って来るので、太刀打ちできず、撃滅されます。いなごのように数えきれないほどの多くの軍勢が、木こりのように斧を持って切り倒しに来る時、エジプトは彼らの手に渡されます。神様はテーベの神であるアモンと、ファラオとエジプト、神々と王たちを罰せられます。しかし、後には回復してくださいます(イザヤ19:19-25)。ユダはエジプトに拠り頼みましたが、神様は彼らをバビロンの手に渡して罰せられます。脆い存在である人間は、頼れる対象にはなれません。
祈り:主よ、自分が今、何に頼っているかを考えさせられます。自分の頼るべきものを間違わないように、霊的な目を与えて下さい。
一言:超大国も神様のさばきを受ける
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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