□12月24日(火)
インマヌエル
マタイの福音書1:18-25(23) 聖誕特集
聖書本文
1:18 イエス・キリストの誕生は次のようであった。母マリアはヨセフと婚約していたが、二人がまだ一緒にならないうちに、聖霊によって身ごもっていることが分かった。
1:19 夫のヨセフは正しい人で、マリアをさらし者にしたくなかったので、ひそかに離縁しようと思った。
1:20 彼がこのことを思い巡らしていたところ、見よ、主の使いが夢に現れて言った。「ダビデの子ヨセフよ、恐れずにマリアをあなたの妻として迎えなさい。その胎に宿っている子は聖霊によるのです。
1:21 マリアは男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。この方がご自分の民をその罪からお救いになるのです。」
1:22 このすべての出来事は、主が預言者を通して語られたことが成就するためであった。
1:23 「見よ、処女が身ごもっている。
そして男の子を産む。
その名はインマヌエルと呼ばれる。」
それは、訳すと「神が私たちとともにおられる」という意味である。
1:24 ヨセフは眠りから覚めると主の使いが命じたとおりにし、自分の妻を迎え入れたが、
1:25 子を産むまでは彼女を知ることはなかった。そして、その子の名をイエスとつけた。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
イエス様はアブラハムの系図に約束されたメシアであり、聖霊によってマリアのうちに宿りました。マリアはヨセフと婚約を交わした法的には夫婦関係にありましたが、まだ結婚生活はともにしていない間柄でした。その期間マリアが妊娠をしたということはヨセフから見れば不貞を働いたと思われてもおかしくないことです。罪のないイエス様がお生まれになることは、イザヤの預言通り処女の体に聖霊によってみごもる神のわざでした。しかし、ヨセフが見たマリアの妊娠は罪の結果とも誤解しかねない事態でした。イザヤはこのイエス様を「インマヌエル」と預言しました。そして、マリアを密かに離縁しようとしていたヨセフの元にも主の使いが現れ、マリアの子は聖霊によるものだと告げました。そしてその名を「イエス」と名づけるように言いつけました。イエスとはインマヌエル、つまり神は私たちと共におられるという意味の名前です。イエス様はインマヌエルとしてこの世界に降りて来られたのです。
イエス様を選択することは二人にはリスクでした。マリアには姦淫の石打ち、ヨセフにも誤った世間の偏見が伴う選択だったのです。それでも彼らが主の御使い通りに従ったのはなぜでしょうか。それは主が共におられる方だからです。神様は罪人である人と共にされ、救い主を約束されました。ご自分の民の罪を見て見捨てるのではなく、共におられ、救おうとされました。イエス様はインマヌエルとしてお生まれになりました。それは、イスラエルだけでなく、すべての人の救い主として、共におられる方であることを聖書は伝えています。あなたにも共にしてくださる、このクリスマスのメッセージをあなたはどう受け止めるでしょうか。
祈り:罪と死が支配するこの世界、私の人生に神様は共にしてくださり、救い主をこの世に送ってくださったことに感謝します。どうか私が二人のようにどんな時も神様を選択する者であるように祈ります。
一言:インマヌエルのイエス様
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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