□12月25日(水)
ユダヤ人の王イエス様
マタイの福音書2:1-12(2) 聖誕特集
聖書本文
2:1 イエスがヘロデ王の時代に、ユダヤのベツレヘムでお生まれになったとき、見よ、東の方から博士たちがエルサレムにやって来て、こう言った。
2:2 「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。私たちはその方の星が昇るのを見たので、礼拝するために来ました。」
2:3 これを聞いてヘロデ王は動揺した。エルサレム中の人々も王と同じであった。
2:4 王は民の祭司長たち、律法学者たちをみな集め、キリストはどこで生まれるのかと問いただした。
2:5 彼らは王に言った。「ユダヤのベツレヘムです。預言者によってこう書かれています。
2:6 『ユダの地、ベツレヘムよ、
あなたはユダを治める者たちの中で
決して一番小さくはない。
あなたから治める者が出て、
わたしの民イスラエルを牧するからである。』」
2:7 そこでヘロデは博士たちをひそかに呼んで、彼らから、星が現れた時期について詳しく聞いた。
2:8 そして、「行って幼子について詳しく調べ、見つけたら知らせてもらいたい。私も行って拝むから」と言って、彼らをベツレヘムに送り出した。
2:9 博士たちは、王の言ったことを聞いて出て行った。すると見よ。かつて昇るのを見たあの星が、彼らの先に立って進み、ついに幼子のいるところまで来て、その上にとどまった。
2:10 その星を見て、彼らはこの上もなく喜んだ。
2:11 それから家に入り、母マリアとともにいる幼子を見、ひれ伏して礼拝した。そして宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。
2:12 彼らは夢で、ヘロデのところへ戻らないようにと警告されたので、別の道から自分の国に帰って行った。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
イエス様がベツレヘムでお生まれになった頃、東方の博士たちがエルサレムにやってきて言いました。「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。」彼らはイエス様を探していました。彼らが遠くはるばる訪れたのは、そのイエス様を礼拝するためだと言います。そして携えてきた黄金、乳香、没薬を献げるためでありました。多くの人はメシアから何かをもらおうとする中で、彼らは違いました。礼拝し、捧げるために時間とお金をかけてはるばる遠くから旅をしてきたのです。
ユダヤの中では誰もイエス様を探す人はいませんでした。ヘロデ王でさえも後で行って拝むふりをしておきながら、腹の底では密かに抹殺することを企んでいました。彼らにとって、自分の立場がイエス様よりも優先だったのです。しかし、博士たちは違います。彼らにとっては何よりもイエス様が優先でした。そのような彼らだからこそ、神様は彼らを導かれました。博士たちは星の導きを受けて、母マリヤと共にいる幼子イエス様を見つけあてたとき、この上なく喜びました。博士たちにとっては王であられるメシア、礼拝する対象であられる神の子イエス様に出会えたからです。まことの礼拝の対象に出会う喜びを素直に聖書は表現しています。クリスマスにお生まれになったイエス様は、私たちの礼拝の対象としてお生まれになった方です。この方の誕生を見て、私たちは博士たちのように喜んでいるでしょうか。今年もクリスマスがやってきました。あなたの礼拝の対象であられるイエス様、牧者であり王であられる、救い主イエス様がお生まれになったのです。どうか、イエス様の誕生をお祝いする今日、あなたの心にこの上ない喜びが沸き上がる日となりますように祈ります。
祈り:イエス様がお生まれになったことを博士たちのように喜びたいと祈ります。繰り返されるクリスマスがいつものことではなく、ただ一度救いのためにお生まれになった出来事として喜んでこの日をお祝いし、主を礼拝したいと祈ります。
一言:礼拝の対象であられるイエス様
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
「日ごとの糧に関するご意見・ご要望、メール配信希望・配信停止については、以下のリンク先よりお問い合わせください。
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