□7月8日(月)
そのために世に来ました
ヨハネの福音書18:28-40(37)
日毎の糧
人々は明け方にイエス様をカヤパのもとからピラトのいる総督官邸に連れて行きました。ピラトは「この人に対して何を告発するのか。」と言いました。彼らはイエス様の罪名についてはっきり言わず、ただ悪いことをした人だとしか答えませんでした。目ざといピラトは事情を見抜いて、これと関わりを持たないように言いました。「おまえたちがこの人を引き取り、自分たちの律法にしたがってさばくがよい。」ユダヤ人たちは、人を死刑にすることが許されていないと反論します。これは、彼らが最初からイエス様を告発して、死刑にしようとしていたことを意味します。しかしその背後には、イエス様がどのような死に方をするかを示して言われた御言葉が成就するためでした。
ピラトは再び官邸に入ってイエス様を呼び、尋問しました。「あなたはユダヤ人の王なのか。」これに対してイエス様は、王であるとはっきり答えられました。しかし、イエス様の国はこの地上の世の国のことではありません。霊的な国、神様の国の王です。イエス様は真理の王として真理についてあかしをするために生まれ、そのために世に来られました。イエス様は、ご自身がこの世に来られた理由と目的について明確でした。真理に属する者は、イエス様の御声に聞き従うという確信を持っていました。ピラトは真理についてしばらく関心を示したものの、結局は、真理に関わりを持とうとはしませんでした。彼は過ぎ越しの祭りの特例を利用して、恩赦によりイエス様を釈放しようと持ちかけました。しかし、群衆はバラバの釈放を要求し、そのため彼の意図は頓挫してしまいました。
祈り:主の真理の言葉に聞き従わないで、自分の声、思い、無関心に生きていることを悔い改めます。主が証しされる真理を慕い、今日の日があなたの言葉に従う日となるようにお祈りします。
一言:真理に属するものはみな、キリストの声に聞き従います
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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