□8月1日(木)
私は神々しい幻を見た
エゼキエル書1:1-28(1)
日毎の糧
最も暗くて絶望的な瞬間は、誰にとってもつらい時間です。そんな時、私たちはどうすれば希望と望みを持つことが出来るのでしょうか。エゼキエルは人生で最も絶望的な瞬間を迎えていました。彼は第2次捕囚としてバビロンに連れて行かれました。彼は当時30歳で、ユダヤにいれば祭司長として神殿で神様に仕えていたはずです。しかし、今は遠い異邦の地で悲惨な捕囚生活をしていました。国は滅び、どこを見渡しても望みはありませんでした。エゼキエルは、神様はもうこの世を治めておられないと思い、ケバル川のほとりで、悲しみと絶望の涙を流していたかもしれません。このような彼に、神様が現われて下さいました。激しい風とともに、大きな雲と火が、ぐるぐるとひらめき渡りました。四つの顔と四つの翼を持つ四つの生きものが、神様の命令に従って一糸乱れぬ動きをしました。四つの生きもののそばには、それぞれ一つずつ輪があり、生きものの頭の上には澄んだ水晶のように輝く大空のようなものがありました。その大空のはるか上のほうには、サファイヤのような何か王座に似たものがあり、その王座に似たもののはるか上には、人間の姿に似たものがありました。その姿は火のようでその方の回りには輝きがありました。また、その方の回りにある輝きのさまは虹のようでした。大空の上の王座はすべての宇宙と世界を治められる神様の王座です。神様はさばきを象徴する火と救いの約束を象徴する虹で、この世を治めておられます。
最も絶望的な瞬間、神様はエゼキエルに、はるか上の王座におられる神様を見上げるようにしてくださいました。この神様を見上げた時、エゼキエルは絶望を克服し、新しい希望を持つようになりました。悲劇の地で新しいビジョンを抱くようになりました。大変な時、私たちは王座の上におられる大きな威厳のある神様を見上げなければなりません。今もなお生きておられ、この世を治めておられる神様を見上げなければなりません。そうすれば、望みと力と信仰が生まれます。
祈り:主よ、私も神様を仰ぎ見ます。新しい望みと力と信仰を私に与えてください。
一言:天の王座におられる神さまを見上げてください
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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