□8月4日(主日)
これがしるしとなる
エゼキエル書4:1-17(3)
日毎の糧
時には、口で話すよりも行動を先にしてメッセージを伝えなければならないこともあります。神のことばを伝える前に、行動でイスラエルの民たちに直面するしるしを伝えるようにと神様はエゼキエルに命じられました。神様は彼に一枚の粘土板にエルサレムの町を彫りつけ、その回りに城壁くずしを配置するように言われました(1,2)。これはいつか将来に起こるエルサレムの滅亡を指すしるしです。また、神様はエゼキエルに、左わきを下にして横たわり、三百九十日の間イスラエルの家の咎を負うように言われました。そして、その日数を終えたら、今度は右わきを下にして横たわり、ユダの家の咎を四十日間、負わなければならないと言われました(5,6)。ここで一日は一年を意味します。この年数から見ると、イスラエルの家やユダの家の咎が、如何に長くて深刻であったかが読み取れます。また、神様がどれだけ長い間、忍耐をもって待っておられたかも分かります。
神様はエゼキエルを通して、これから直面するイスラエルの苦しみをも示してくださいました。まずは、本来なら小麦や大麦だけで作るべきパンを、種々の穀物を混ぜて作り、三百九十日間それを食べるように言われました。食べる量は、一日分二十シェケルを量って、一日一回それを食べます。二十シェケルは約228gで一日の食料としてはとても少ないものです。また、「飲む水も一日分一ヒンの六分の一(0.6ℓ)を量って、それを一日一回飲め」と主は彼に命じました。これは、イスラエルが将来苦難の中で深刻な食糧難に苦しむことを示しています。しかも、神様はパンを焼く時に、人の糞で焼くように指示します。人の糞は律法では不淨なものとして規定されているので(申23:12-14)、これはイスラエルが最悪な状態にまで堕ちることを示しています。神様は頑なな心でなかなか悔い改めない人たちを厳しくさばかれます。だからさばきのしるしを見たときに、早めに悔い改めるべきです。神様は愛が豊かで、忍耐深いお方です。さばきのしるしは厳しいものですが、悔い改める者には救いの恵みとなるのです。
祈り:主の愛と赦しを信じて悔い改めるように私を助けて下さい。
一言:悔い改めて救われるように
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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