□9月3日(火)
ピラトに願い出た
ヨハネの福音書19:31-42(38)
日毎の糧
イエス様が十字架で亡くなり、すでに日は暮れ夕方となり安息日が始まろうとしていました。安息日に入る前に処刑を終えるべく、兵士はイエス様の脚を折ろうとしましたが、すでにイエス様は死んでいました。兵士はイエス様の脚を折ることはしませんでしたが、脇腹を槍で突き刺しました。この二つのことも、聖書の預言通りのことでした。そのあとでヨセフという人物がイエス様のからだを取り渡してほしいと願い出てきました。彼はイエス様の弟子の一人でしたが、ユダヤ人を恐れてそれを隠していたようです。また彼だけではなく、ニコデモも没薬と沈香を混ぜあわせたものを持ってきて、一緒にイエス様を亜麻布に巻いて埋葬しました。日没までの限られた時間でしたが、彼らはまだだれも葬られたことのない新しい墓に、イエス様を納めました。
これまではユダヤ人や周りの人を恐れて隠れていた二人が、ピラトというエルサレムの最高権力者にイエス様のからだの引き渡しを願い出たことは驚きです。イエス様に従いつつも、公にせず、隠していた彼らの信仰が表に現れたのです。それは彼らがイエス様の十字架に心打たれたからです。イエス様こそまことの神の子であることを告白し、イエス様を仰ぎ見ることを心から選択したのです。信仰を隠すことは自分を隠すことだけではありません。イエス様を隠すことにもなります。しかし、彼らは恐れを乗り越え、信仰を表に出しました。イエス様を神の子として表に出したのです。彼らは、槍を刺した兵士がイエス様を見上げたのと違い、イエス様を神の子として仰ぎ見るようになりました。キリストの十字架を表に出してあなたは生きているでしょうか。
祈り:周りの目や評判、自分にどんな反応があるのかを恐れて、信仰とイエス様を隠していたような振る舞いを悔い改めます。彼らのように恐れを乗り越えてイエス様を公言する者として下さい。
一言:キリストの十字架を仰ぎ見ます
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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