□9月4日(水)
聖書を、まだ理解していなかった
ヨハネの福音書20:1-10(9)
日毎の糧
週の初めの日、朝早くまだ暗いうちに、マグダラのマリアはイエス様が埋葬されている墓につきました。イエス様を丁重に埋葬する時間がなかったので、香料を塗りに来ましたが、果たして墓の入り口の石が取りのけられているのを見ました。彼女は驚き急いで弟子に伝えました。ペテロともう一人の弟子が走って、まずペテロが墓を見ると彼女の言う通りでした。そして、墓の中にはイエス様の遺体はなく、亜麻布が置いてあり、イエス様の頭を包んでいた布は離れたところに丸めてありました。もう一人の弟子が後から除き、「見て、信じた」とあります。いったい彼らは何を信じたのでしょうか。
9節では、弟子たちは、イエス様が死人の中からよみがえらなければならないという聖書を、まだ理解していなかったとあります。空っぽの墓は何を物語っているのでしょうか。イエス様の遺体が盗まれたことでしょうか。しかし、亜麻布を置いてあるのは不自然なことです。空っぽの墓、そこにはイエス様はもうおられない、イエス様はよみがえられたという証拠ではないでしょうか。しかし、彼らはまだ理解をしていませんでした。わかっているのは、マリアの言っていることは事実であると信じざるを得ない状況だけでした。イエス様のよみがえりが状況証拠で信じられるものであれば、現代の私たちは到底復活を知りうる余地もないことでしょう。しかし、聖書を理解していないという言葉が救いになります。キリストのよみがえりを信じるためには聖書のことばが証拠となるからです。人は状況や証拠によって信じるのではなく、聖書のみことばによってキリストのよみがえりを信じるのだと教えてくれています。
祈り:キリストを信じることは、聖書によるものであることを学びます。みことばから聖書とイエス様について深く知ることができますようにお助けください。
一言:聖書を理解する
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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