□9月7日(土)
さあ、朝の食事をしなさい
ヨハネの福音書21:1-14(12)
日毎の糧
イエス様は、再びディベリア湖畔でご自分を現されました。弟子たちはよみがえられたイエス様と出会ったものの、彼らの生活は同じでした。弟子たちは漁をしに舟を漕ぎましたが、一晩かけても収穫はありませんでした。岸にはイエス様が立っておられましたが、弟子たちは誰なのか気づきません。イエス様は彼らが魚をうまく釣れなかったことをご存知でした。そして舟の右側に網を打つように命じると、なんとおびただしい数の魚がとれました。ペテロはようやくイエス様だとわかると、上着をまとい、湖に飛び込んでしまったのです。
岸辺ではイエス様が朝食の用意をしておられました。暖かい炭火とパンがあり、とってきた魚で温かい食事を弟子たちは取ることができました。弟子たちはイエス様を前にして恥ずかしい気持ちがあったかもしれません。よみがえられたイエス様と出会い、罪の赦しを伝える役目を任されていたにも関わらず、彼らの日常は変わりませんでした。イエス様と出会う前と同じように魚を獲る人生であり、人をとる漁師ではありませんでした。恥ずかしさと申し訳なさが入り混じったような彼らにイエス様は温かい食事でもてなされたのです。それは彼らの心を温め、またいつでも彼らを温かく愛しておられるイエス様の心でもありました。イエス様はいつも弟子たちに対して愛情を向けておられます。いつでも愛情をかけ、いつでも期待し、いつでも同じように温かく接していて下さいます。私たちクリスチャンもどこか弟子と同じではないでしょうか。日常生活、食べてゆくために弟子のように働き詰めになってしまっていて、主に対して申し訳なさを感じてはいないでしょうか。弟子を責めない主はあなたを責めているのではありません。温かい食事、温かいみことばで日々、迎えて下さるのです。あなたの今日はこのキリストの温かさに触れているでしょうか。
祈り:クリスチャンと言いながらも、日常はいつも同じことの繰り返しをしていて主の働きが乏しく、申し訳なく思う私の心に、主が温かく接してくださることを感謝します。あなたの愛に平安を覚えます。
一言:キリストの温かさ
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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