□9月15日(主日)
イスラエルの王になったダビデ
サムエル記第二5:1-16(12)
日毎の糧
イシュ・ボシェテとアブネルの死によって基柱を失ったイスラエルの全部族は、自らダビデのもとに来ました。彼らは、自分たちも、ダビデの骨肉だと言いました。以前、サウル王がいた時も、実際にイスラエルを動かしていたリーダーはダビデであったとも言いました。神様も、すでにダビデを、イスラエルの主権者として油を注いでおられました(Ⅰサムエル16:13)。今、イスラエル12部族のすべての長老たちは、ヘブロンでダビデに油を注いで王としました。すでにユダの王として7年6ヶ月を治めていたダビデは、以後33年間、全イスラエルの王として治めます。すでに20年以上も前にサムエルによって王として油を注がれていましたが、統一イスラエル王国の王として立てられるまで、多くの歳月がかかりました。この期間中、ダビデは自分が王になろうと欲張ることなく謙遜に神様の時を待ちました。また、試練の時には神様を恨むことなく、自分にゆだねられた民によく仕えました。そしてとうとう、12部族の民のほうからやってきて、ダビデを王として立てるようになったのです。
ダビデは王になった後、最初にエルサレムを征服しました。エルサレム地域を統一イスラエル王国の首都にし、すべての部族を統合しました。この時、ツロの王ヒラムまでもダビデに使者を送り、祝福し、建築資材も送ってくれました。ダビデは、自分の権威が神様から来ているという事実と、彼に託された責任が民に仕えることであるということを知っています(12)。訓練なしに王になって罪だけ残したサウル王とは異なり、ダビデは長い鍛錬の道を通ってから王になったため、その王国の基礎は堅固なものとなりました。早く指導者の座に上がるよりも、訓練を通して神様に用いられる指導者の内面性を学ぶことがもっと重要です。
祈り:結果や成功をすぐに得たいと考え、焦ってしまう自分がいます。神様からの訓練を謙虚に受け止め、成就の時を待ち続ける忍耐強さをどうかお与えください。
一言:神様が立てられる
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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