□9月8日(主日)
私を愛していますか
ヨハネの福音書21:15-25(15)
日毎の糧
食事を済ませた時、イエス様はペテロに質問をしました。「ヨハネの子、シモン。あなたはわたしを愛していますか。」この質問にペテロは明確な返事をすることができません。主がご存じです、とペテロらしからぬ萎れた言いぐさです。かつてイエス様のためなら死ぬことさえもいとわないと豪語したのに、自分の身に危険が迫るやイエス様を3度も知らないと否定したことが引っかかっていたのでしょう。なんとなく責められている思いがしたかもしれません。そして、イエス様との問答は3度も繰り返されました。ペテロは心を痛めて返事します。「主よ。あなたはすべてをご存じです。あなたは、私があなたを愛していることを知っておられます。」
イエス様はペテロの答えをどうこうとは返されず、ただ「私の羊を牧しなさい」とお願いをされます。そしてペテロのこれからの行く末を示唆するような話をされました。イエス様はペテロの気持ちをご存じだったのでしょう。そして、大切なイエス様の羊をペテロに託されました。イエス様の羊を牧すること、それがイエス様への愛の表現になるのです。ペテロは自分のイエス様への信仰について自信を持てなかったかもしれません。愛すると言ってもそれが口だけのものになるのを恐れていたかもしれません。しかし、彼はイエス様の命令に従いました。死ぬまでイエス様の羊を牧し続けた彼の生き様が、彼のイエス様への愛を示しています。私たちはイエス様への愛をどのように表しているでしょうか。言葉で言うことも大事でしょう。ペテロのようにイエス様の羊を牧することも、イエス様への愛の表現です。あなたがキリストの愛を携えて牧する兄弟姉妹はどこにいるでしょうか。あなたは今日キリストの愛を誰に伝えますか。
祈り:私のような移り気な者にも、イエス様は大切な羊を任せてくださることを感謝します。キリストの愛をどうか私の生活に関わる大切な人に伝えてゆくことができるようにお助けください。
一言:わたしの羊を牧しなさい
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
「日ごとの糧に関するご意見・ご要望、メール配信希望・配信停止については、以下のリンク先よりお問い合わせください。
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