□9月17日(火)
喜びを持って主の箱を運び上げたダビデ
サムエル記第二6:1-23(15)
日毎の糧
ペリシテとの戦争で勝利したダビデは、神の箱をエルサレムに移し、神の祝福が全国民にもたらされるようにしたいと願いました。しかし、ダビデはこの時、大きな間違いを犯していました。神の箱は、必ずレビ族であるケハテの子孫が肩に担いで運ばなければなりませんでした(民4:15)。ところが、ダビデは心が急いでいたために神の箱を荷車に載せていきました。彼は意欲が先んじて神様の定めを守りませんでした。そのとき、主の怒りが燃え上がりました。神の箱を載せた牛がよろめいたのでウザは神の箱に手を伸ばしてそれをつかみましたが、ウザはその場で死んだのです。この事件は、いくらダビデが王だといっても、神様への畏敬の念がない場合には懲らしめられることを教えてくれます。神の箱は神様の臨在と統治を象徴する聖なる物です。神の箱を迎えることは、神様を王として仕え、神様の支配を受けるという意志の表現です。そのような点で、神の箱をお迎えするダビデの情熱は貴重なものです。それでも、神様が定められたことを守らないのは許されません。オベデ・エドムにしばらくとどまっていた主の箱を再び運び上げるとき、ダビデは神様が教えてくださったとおりに運び上げました。主の箱がダビデの町に入ろうとしていたとき、ダビデはあまりにも嬉しくて力の限り踊りました。また、ダビデは主の前に全焼のささげ物と交わりのいけにえを献げました。ダビデは、神様を王として仕える神の国の民として言い尽くせない感激の心を表現しました。主の箱を移してくる過程では過酷な訓練を受けましたが、ダビデに苦い思いはありませんでした。自分の過ちを心から悔い改めて、より純粋に、より積極的に神様に仕える決断をしました。神様への彼の心と情熱は、王としての体面も自尊心も乗り越えさせました。人々の評価は問題になりませんでした。世俗的な欲望ではない神様への情熱は、崇高で美しいです。
祈り:神様への純粋で美しい情熱をダビデから学びます。ダビデのような神様に仕える姿勢を私たちが持つことができるよう、切にお祈りします。
一言:畏敬の念と喜びを持って
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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