□9月19日(木)
ダビデの感謝の祈り
サムエル記第二7:18-29(18)
聖書本文
7:18 ダビデ王は【主】の前に出て、座して言った。「【神】、主よ、私は何者でしょうか。私の家はいったい何なのでしょうか。あなたが私をここまで導いてくださったとは。
7:19 【神】、主よ。このことがなお、あなたの御目には小さなことでしたのに、あなたはこのしもべの家にも、はるか先のことまで告げてくださいました。【神】、主よ、これが人に対するみおしえなのでしょうか。
7:20 ダビデはこの上、何を加えて、あなたに申し上げることができるでしょうか。【神】である主よ、あなたはこのしもべをよくご存じです。
7:21 あなたは、ご自分のみことばのゆえに、そしてみこころのままに、この大いなることのすべてを行い、あなたのしもべに知らせてくださいました。
7:22 それゆえ、申し上げます。【神】、主よ、あなたは大いなる方です。まことに、私たちが耳にするすべてにおいて、あなたのような方はほかになく、あなたのほかに神はいません。
7:23 また、地上のどの国民があなたの民イスラエルのようでしょうか。御使いたちが行って、その民を御民として贖い、御名を置き、大いなる恐るべきことをあなたの国のために、あなたの民の前で彼らのために行われました。あなたは、彼らをご自分のためにエジプトから、異邦の民とその神々から贖い出されたのです。
7:24 そして、あなたの民イスラエルを、ご自分のために、とこしえまでもあなたの民として立てられました。【主】よ、あなたは彼らの神となられました。
7:25 今、神である【主】よ。あなたが、このしもべとその家についてお語りになったことばを、とこしえまでも保ち、お語りになったとおりに行ってください。
7:26 こうして、あなたの御名がとこしえまでも大いなるものとなり、『万軍の【主】はイスラエルを治める神』と言われますように。あなたのしもべダビデの家が御前に堅く立ちますように。
7:27 イスラエルの神、万軍の【主】よ。あなたはこのしもべの耳を開き、『わたしがあなたのために一つの家を建てる』と言われました。それゆえ、このしもべは、この祈りをあなたに祈る勇気を得たのです。
7:28 今、【神】、主よ、あなたこそ神です。あなたのおことばは、まことです。あなたはこのしもべに、この良いことを約束してくださいました。
7:29 今、どうか、あなたのしもべの家を祝福して、御前にとこしえに続くようにしてください。【神】である主よ、あなたがお語りになったからです。あなたの祝福によって、あなたのしもべの家がとこしえに祝福されますように。」
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
ナタンを通して神様の御心が分かったダビデは、感激しました。彼は主の箱が置かれたところに行って主の御前に座し、祈ります。「神、主よ。私は何者でしょうか。私の家はいったい何なのでしょうか。あなたが私をここまで導いてくださったとは(18)。」ダビデはいくら考えてみても、自分はそのような祝福を受ける偉人ではありませんでした。父エッサイの8人の息子の末っ子でしかない、小さな者でした。そんな彼が主によって高く上げられました。統一イスラエルの王となりました。過去の歳月を振り返ってみると、自分の人生のあらゆる面で神様の助けの手が及ばないところはありませんでした。その上、これらに加えて、さらにダビデの子孫による神殿建設と強固な王権までも約束してくださるので、その繊細な導きに感動せざるを得ませんでした。ダビデは、自分の心を全部知っておられる神様に、「このうえ、何を加えて、あなたに申し上げることができるでしょうか(20)。」と言いました。主のような方はほかになく、主のほかに神はいません。世の中には、イスラエルのような国もありません。神様はイスラエルの民を御民として贖い、彼らのために大いなることを行われました。イスラエルは主の民であり、主は、イスラエルの神様となられ、その関係は永遠に続くのです。ダビデは、神様が約束されたように、イスラエルと自分の家がとこしえに祝福されるのを祈っています。
神様はイエス・キリストにあって主から離れていた私たちを贖ってくださいました。私たちの神となられ、私たちの将来まで保証してくださいました。私たちの家も祝福されています。これを考えると、「私が何者であり、私の家がいったい何であるからというので、あなたはここまで私を導いてくださったのですか。」と言わざるを得ません。私たちに与えられたのは、すべてが神様の一方的な恵みです。私たちは、ただ、感謝し、今後も主が私たちの神様として世の終わりまで導いてくださるように祈るばかりです。
祈り:何もないこの私を選び出してくださり、ここまで私を導いてくださった神様の一方的な愛に感謝します。与えられたこの恵みをいつまでも謙遜に受け取れるように祈ります。
一言:私が何者であり、私の家がいったい何であるからというので
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
「日ごとの糧に関するご意見・ご要望、メール配信希望・配信停止については、以下のリンク先よりお問い合わせください。
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