□9月30日(主日)
人々の称賛を受けるアブサロム
サムエル記第二14:18-33(25)
日毎の糧
ダビデは仕方なくアブサロムを連れ戻すように命令しました。ところが、ダビデ王は彼が戻ってきても王宮に迎えませんでした。王の顔を見ないで、自分の家に帰るようにと命令しました。ダビデ王がアブサロムをまだ完全に受け入れていないことがわかります。おそらくダビデは、アブサロムが神様の御前で悔い改めて帰って来ることを期待していたのでしょう。しかし、アブロサムは、アムノンが自分の妹タマルを犯したのだから、殺されて当然だと思っていたようです。自分のしたことに対して悔いてはいませんでした。また、アブサロムは人々の称賛を受けることに慣れていました。イスラエル中でアブサロムほどその美しさで賞賛される人はいないほどでした。彼は美しく豊かな髪の毛を持っていました。また、三人の息子と一人の娘を持ち、人々の羨望の的でした。
そうであったのに、アブサロムは父ダビデの王宮には呼び迎えられなかったことでヨアブの畑に火を放ちました。彼は自分に会ってくれない父親ダビデに対して寂しく思い、また積極的に自分と父親の仲介役をしてくれないヨアブに対して不満がありました。本来なら、彼は父親が自分を呼んでくれるまで待つべきでした。父親と自分の仲介役を買って出たヨアブの立場も配慮すべきでした。彼は人々からの賞賛に慣れていたせいか、自分を認めず、受け入れてくれない父ダビデに対して、我慢が出来ず、最終的にはダビデ王に反逆します。人々から認められ野心を抱き、自分の力と策略でイスラエルの王になろうとします。神様の御前で自分を発見するのではなく、自分勝手な行動を続けました。また自身の過ちをへりくだって認めることをしませんでした。そのような人を主は、主の器として用いることはなさいませんでした。
祈り:主よ、形式的にではなく、ただただあなたの御前に出てゆき、あなたの私に対する評価だけを頼りにするへりくだった心が備わりますように祈ります。
一言:人からの称賛よりも、神様の前で本当の自分を発見しましょう
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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