□10月1日(火)
君主たちのための哀歌
エゼキエル書 19:1-14(1)
日毎の糧
今日の御言葉はユダの王たちの死を悲しむ哀歌です。獅子とぶどうの木が登場しますが、どちらもユダ王朝を暗示しています。
雌獅子は若い獅子の間で子獅子を養いました。その子獅子は若い獅子となり、獲物を引き裂くことを習い、人を食べました(3)。諸国の民はその獅子のうわさを聞いて、落とし穴で捕らえ、エジプトの地へ引きずって行きました(4)。すると、雌獅子はほかの子獅子をもう一頭取り、それを若い獅子と定めました。この若い獅子は人のやもめたちを犯し、町々を廃墟としました。その結果、この若い獅子はバビロンに捕虜として引いて行かれました。
ここで雌獅子はダビデ王家を指します。また、最初の若い獅子は、エホアハズ王です。神様は罪を犯したエホアハズ王をエジプトの王ファラオ・ネコによって裁かれました。エジプトの王ファラオ・ネコはエホアハズを廃位させてエジプトに連れて行きます。二番目の若い獅子が誰であるかについては論争がありますが、バビロンに連れて行かれたエホヤキン王やゼデキヤ王を指していると言われています。 特にゼデキヤは神様の懲らしめを心から受け入れず、バビロンの王に反逆しました。すると、バビロンの王は彼の目をつぶし、青銅の足かせにつないで、バビロンへ連れて行きました。
若い獅子たちの共通点は、人のいのちをむやみに考えている点です。神様を恐れず、人のいのちを尊重しない者に与えられるのは、神様の裁きだけです。イスラエルの歴史には多くの偉大な王や将来を有望視された指導者たちがいました。しかし、彼らはむしろ罪を犯し、そのせいで、美しい実り豊かな国であったイスラエルは、乾燥した渇いた砂漠の地と化してしまいました。一国が繁栄するためには、賢明で勇敢で忠実で道徳的な指導者が必要なのです。
祈り:主よ、神様の御前で統治をする敬虔な指導者をお与えください。また、高い地位にあるすべての人のために、私たちが願い、祈り、とりなし、感謝をささげるように助けて下さい。
一言:国に対する哀歌
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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