□10月14日(月)
主が美しく仕立てる
エゼキエル書31:1-18(9)
日毎の糧
本文はアッシリアの滅亡になぞらえてエジプトの滅亡を預言された御言葉です。BC605年にアッシリアがバビロンとメディアの連合軍によって滅ぼされるまでは、この巨大帝国の滅亡を誰一人予想できませんでした。アッシリアはレバノンの杉のようにその素晴らしい姿を誇っていました。美しい枝をもち、そのたけは高く、そのこずえは雲の中にあるほどでした。川々はその植わっている地の回りを流れ、豊かな水を送り出し、その小枝には空のあらゆる鳥が巣を作り、大枝の下では野のすべての獣が子を産み、その木陰には多くの国々がみな住むほど、アッシリアはその豊かさと莫大な財宝で、巨大な帝国となっていました。神の園の杉の木、つまりイスラエルさえもこのレバノンの杉の木とは比べ物にならないほどでした。美しくて巨大な杉の木のようだったアッシリアはとこしえに続きそうでした。
栄華の頂点に立っていたアッシリアでしたが、その心はおごり高ぶってしまい、神である主の裁きを招いてしまいました。主は他国人、最も横暴な異邦の民であるバビロンに、この巨大な杉の木を切り倒し、捨てるようにされました。反面、エデンのすべての木は、この高ぶりの杉の木が、自分たちのように低くされることを見て、地下の国で慰められました。このようにファラオとそのすべての大軍は、破滅と滅亡の道をたどることになります。なぜなら、エジプトもアッシリアのように栄華を極めましたが、主の御前で高慢だったからです。しかし、「水がそれを育て、湧き出る水がこれを高くした(4)」とあるように、どんな木も、水と光と栄養分が適度に与えられなければ、立派に育つことはできません。繁栄した国々は、自分たちにいのちの水を与え、美しく仕立てて下さった神である主を認め、謙遜になるべきでした。
祈り:主よ、私の高慢な心と態度をお赦しください。主よ、あなたは美しさと威厳と豊かさを与えるお方です。そんな主が私を育てて下さっていることを覚え、感謝しながら今日も過ごします。
一言:主が私たちを美しく仕立てて下さった
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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