□10月17日(木)
聞いても実行しようとしない
エゼキエル書33:21-33(31)
聖書本文
33:21 私たちが捕囚となって十二年目の第十の月の五日、エルサレムから逃れた者が私のもとに来て、「都は占領された」と言った。
33:22 その逃れた者が来る前の夕方に、【主】の御手が私の上にあり、朝になって彼が私のもとに来る前に、私の口は開かれた。こうして私の口は開かれて、もはや私は黙っていなかった。
33:23 次のような【主】のことばが私にあった。
33:24 「人の子よ。イスラエルの地の廃墟に住むこれらの者たちは、『アブラハムは一人でこの地を所有した。私たちは多い。当然、この地はわれわれの所有地として与えられている』と言っている。
33:25 それゆえ、彼らに言え。『【神】である主はこう言われる。あなたがたは血がついたままで食べ、自分たちの偶像を仰ぎ見、人の血を流しているのに、この地を所有しようとするのか。
33:26 あなたがたは自分の剣に拠り頼み、忌み嫌うべきことをし、それぞれ隣人の妻を汚しながら、この地を所有しようとするのか。』
33:27 あなたは彼らにこう言え。『【神】である主はこう言われる。わたしは生きている。あの廃墟にいる者は必ず剣に倒れる。野にいる者も、わたしは獣に与えて、その餌食とする。要害と洞穴にいる者は疫病で死ぬ。
33:28 わたしはその地を荒れ果てさせ、荒廃した地とする。その力強い誇りは失せ、イスラエルの山々は荒れ果て、だれもそこを通らなくなる。
33:29 わたしが、彼らの行ったすべての忌み嫌うべきわざのために、その地を荒れ果てさせて荒廃した地とするとき、彼らは、わたしが【主】であることを知る。』
33:30 人の子よ。あなたの民の者たちは城壁のそばや家々の戸口で、あなたについてこう語り合っている。『さあ、どんなことばが【主】から出るか聞きに行こう。』
33:31 彼らは群れをなしてあなたのもとにやって来る。そして、わたしの民はあなたの前に座り、あなたのことばを聞く。しかし、それを実行しようとはしない。彼らは口で甘いことばを語り、心で利得を追っている。
33:32 あなたは彼らにとっては、音楽に合わせて美しく歌う恋の歌のようだ。彼らはあなたのことばを聞くが、それを実行しようとはしない。
33:33 しかし、あのことは起こり、もう来ている。彼らは、自分たちの間に一人の預言者がいたことを知る。」
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
エゼキエルたちが捕囚となって十二年目の第十の月の五日、エルサレムからのがれた者が、彼のもとに来て、「町は占領された」と言いました。バビロンの王ネブカドネツァルによって主の宮と王宮とエルサレムのすべての家は焼かれ、城壁は全部取り壊されました(エレミヤ52:12-14)。その時、エゼキエルは絶望することなく、主のことばを伝えました。イスラエルの廃墟となった地に住む者たちは、「アブラハムはひとりでこの地を所有していた。私たちは多いのに、この地を所有するように与えられている」と言っていましたが、主は、そんな彼らに、「血がついたままで食べ、偶像崇拝をし、血を流し、自分の剣に拠り頼み、忌み嫌うべきことをし、隣人の妻を汚していながら、この地を所有しようとするのか。」と言われました。主は、その廃墟にいる者たちは必ず剣と獣と疫病で死ぬと言われました。その地を荒れ果てさせ、荒廃した地とすると言われました。その時、彼らは神様が主であられることを知るようになります。人は、徹底的にさばかれるまでは、罪の深刻さと神様を理解しない愚かな存在です。
イスラエルの民は主のことばを聞いても、それを実行しようとはしませんでした。彼らは、口では恋をする者でしたが、心は利得を追っていました。エゼキエルが神様の御言葉を伝えると、音楽に合わせて美しく歌われる恋歌のように、それを聞きました。でも、御言葉を実行に移すことはしませんでした。御言葉からかけ離れた実生活をしていました。しかし、御言葉が実現した時、彼らは、自分たちの間にひとりの預言者がいたことを知るようになります。神様のさばきを受けてから悟る人は愚かな人です。私たちは主の御言葉を聞く時、すぐに受け入れ、悔い改めなければなりません。
祈り:父なる神さま、いのちの御言葉を感謝します。誇らしげに自分の力に頼らず、あなたの御言葉を毎日実行できるように助けてください。
一言:御言葉を行う人になろう
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
「日ごとの糧に関するご意見・ご要望、メール配信希望・配信停止については、以下のリンク先よりお問い合わせください。
(お問い合わせページのリンク先)」