□11月4日(月)
王の友
サムエル記第二16:15-23(18)
日毎の糧
アブサロムがエルサレムに到着すると、ダビデの友フシャイが彼のところに来て、「王様万歳、王様万歳」と叫びました。アブサロムはフシャイがダビデを裏切ったのかと驚きました。しかし、そうではありませんでした。フシャイはアブサロムにそう信じさせたかっただけであり、実際にはダビデに仕えるためにそうしただけでした。フシャイが「主とイスラエルの全ての人々が選んだ方」に忠誠を宣言したときも同じでした。フシャイはダビデを裏切らないように言葉を慎重に選び、アブサロムに忠誠を誓いながらも、ダビデのことを「私の友」と呼び続けました。フシャイはダビデの真の友でした。彼は忠実で信頼できる友であり、自分の命よりもダビデの命を大切に考えました。フシャイは、王の友として模範的な姿を見せてくれます。
フシャイの使命は、アヒトフェルの助言を覆すことでしたが、それは容易なことではありませんでした。アヒトフェルはアブサロムに、ダビデの側女たちと寝るように勧めました。アブサロムがダビデに憎まれて和解の道が完全に閉ざされ、全イスラエルがアブサロムにつくように仕向けたのです。彼の助言は邪悪なものでしたが、これは以前、預言者ナタンがダビデに対し、「あなたの妻たちをあなたの目の前で奪い取り、あなたの隣人に与える。彼は、白昼公然と、あなたの妻たちと寝るようになる...」(12:9-12)と預言したことが成就したのでした。アブサロムの犯した罪は、ダビデをひどく侮辱するものでしたが、フシャイは心萎えませんでした。ダビデのために自分の使命を負い続け、この後、アヒトフェルの優れた助言を妨害する大きな働きに用いられます。イエス様は、「わたしが命じることを行うなら、あなたがたはわたしの友です」と言われました(ヨハネ15:14)。王なるイエス様の友として、私たちも最後まで主に忠実であり続けることが出来るように祈ります。
祈り:主よ、私がフシャイのように、忠実なイエス様の友となれるように助けてください。
一言:私はその方につき、その方と一緒にとどまります
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
「日ごとの糧に関するご意見・ご要望、メール配信希望・配信停止については、以下のリンク先よりお問い合わせください。
(お問い合わせページのリンク先)」