□11月10日(主日)
ダビデを迎える忠臣たち
サムエル記第二19:24-43(24,35)
日毎の糧
シムイとツィバは機会主義者であり、ダビデがエルサレムから離れた時と戻った時の態度が完全に異なりました。それに対して、メフィボシェテとバルジライは変わらず忠実にダビデに仕えました。メフィボシェテはヨナタンの子で、シムイと同じベニヤミン族の出身でした。彼は王が出て行った日から戻ってくるまでの間、自分の足の手入れもせず、ひげもそらず、着物も洗いませんでした。ダビデと苦しみを共にしたのです。真実な愛は、自分が必要な時に現れて言葉だけかけるのではなく、苦難の時に、共に痛みを分かちあうことです。
メフィボシェテは自分の足が不自由であることがダビデの重荷になると思い、ダビデと共に逃げることができませんでした。その弱点を利用して、彼のしもべツィバは、主人が王位を狙っていると中傷し(16:3)、彼の財産を奪い取りました。メフィボシェテの話を聞いたダビデは、メフィボシェテとツィバが地所を分け合うように命じました。メフィボシェテは、全ての地所を取り返せなかったにもかかわらず、ダビデを恨みませんでした。彼の関心は財産ではなく、王の安全な帰還にあったので、地所の所有権をみなツィバに譲りました。メフィボシェテは、父ヨナタンと同じく、内面が純粋で忠実な人でした。
バルジライは八十歳の高齢にも関わらず、ダビデの帰還を助けようと出て来ました。彼は状況に関わらずダビデを支えました。ダビデはエルサレムでバルジライに恩を施すことを願いました。しかし、バルジライは王からの報酬を望まず、ただ王と共にヨルダン川を渡ることだけで満足しました。「受けることよりも与えるほうが幸いである」(使20:35)とあります。私たちが主の御業に仕える時、報酬に縛られずに、純粋な真心と忠実さで仕えるのが望ましいです。神様の御業を任された者に求められるのは、忠実であることです(Ⅰコリ4:2)。
祈り:主よ、状況にかかわらず、あなたが委ねてくださった働きを忠実に担うことができるように助けてください。
一言:変わることのない忠実
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
「日ごとの糧に関するご意見・ご要望、メール配信希望・配信停止については、以下のリンク先よりお問い合わせください。
(お問い合わせページのリンク先)」