□11月19日(火)
私は本当に愚かなことをしました
サムエル記第二24:1-25(10)
日毎の糧
ダビデはイスラエルの人口調査を部下に命じました。それは自分の業績を誇り、軍事力に頼ろうとする心があったからです。ヨアブはダビデの命令に疑問を抱き、なぜこのようなことを望まれるのかと尋ねました。しかし、ダビデは部下のことばに耳を貸すこともなく、高ぶり、命令を遂行するようにと言いつけました。人口調査のために全土をめぐり、実に九か月と二十日を要しました。その結果、イスラエルには、剣を使う兵士が八十万人、ユダの兵士は五十万人いることがわかりました。これはモーセの時代よりも何倍に増えていることがわかります。しかし、このときダビデが感じたのは良心のとがめでした。彼は主に対して大きな罪を犯したと言い、自分を愚かな者だと告白します。神様よりも自分を重んじることは大きな罪です。ダビデはこれがどれほど深刻な罪であったかを悟りましたが、時すでに遅しでした。神様は彼の罪の結果がどのようになれば良いかを選ばせ、罪の重みを彼の心に刻印しようとされました。ダビデの罪の代償として七万人もの人が死ぬことになりました。高慢に陥った指導者一人によって多くの人が犠牲になったのです。最後に神様は彼の悔い改めといけにえを受け入れてくださり、イスラエルへの主の罰は止みました。
ダビデの人口調査は、表面的には軍事力を把握するためのものと見えますが、実は自分を誇り、目に見えるものに頼ろうとした罪が潜んでいたことに問題がありました。この事件は、私たちも自分の心の内をよく調べてみる教訓を教えます。モーセの場合は神様の御心に聞き従って人口調査をしたので、何の問題にもなりませんでした。大事なのは心の中の動機です。私たちが表面ばかりでなく、心の底から神様の恵みだけを誇り、神様にだけ頼るように祈ります。
祈り:私が持っているもの富んでいるものを数えて、自分を高めようとするおごる心があったことに気が付きます。ただあなたにひれ伏して、仕える歩みを選ぶことが出来るようにお助け下さい。
一言:神様だけを誇りなさい
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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