□12月1日(主日)
天においてこれを聞いて下さい
列王記第一8:22-40(30)
日毎の糧
神殿の建物が完成したからと言って、終わりではありません。そこで、何をするのかが重要です。ソロモンは祈りを通して、この神殿で、民が祈り、神様の恵みを体験するように願い求めています。祈りの対象となる神様は、唯一の方です。約束を守られる方です。万物を超越しておられる方です。当時、大部分の人がいろんな偶像に仕える多神教の信仰を持っていました。しかし、神様は天と地を造られ、契約を守る人格的な方であられ、唯一の方です。神様は神殿の建物に縛られておられません。場所にとらわれる方ではありません。
人々が神殿で叫び祈る時、神様は聞いてくださいます。なぜなら、神様の目が神殿に向けられているからです。それで、ダニエルも神殿に向かって祈り(ダニエル6:10)、ヨナも魚の腹の中でさえ、神殿を仰ぎ見ました(ヨナ2:4)。神様は、私たちが祈る時、「天で」聞いてくださいます。8章には、「天」でという単語が、8回も出て来ます。なぜなら、人は地に縛られて生きる有限の存在だからです。しかし、神様は世界を造られた創造主であられ、永遠の方です。この神様は、必ず私たちの祈りを聞いて答えてくださいます。イエス様も、主の祈りで、「天にいます私たちの父に祈りなさい」と言われました。
ソロモンは、正しい裁きが行なわれるように、と祈りました(32)。罪を犯し、敵に負けた時、主に立ち返るなら赦してくださるように、と祈りました(33,34)。日照りを通して、罪を悟り、主に立ち返るなら恵みを施してくださるように、と祈りました(35,36)。疫病と災いの時に、主に向かって祈るなら、赦してくださるように、と求めました(37-39)。神様が祈りを聞かれる時、民は神様を恐れ敬うようになります。私たちには多くの問題がありますが、神様に祈れることは、どれだけ大きな祝福でしょうか。私たちが祈る時、神様は「天においてこれを聞いて」くださり、創造主の力と愛を施してくださいます。
祈り:天におられる父なる神様、私たちの祈りを聞いてくださることを感謝いたします。どんな時にも、主が聞いて下さると信じて祈り続けるようにお助けください。
一言:天において聞いて下さる主に求めよ
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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