□12月7日(土)
長老たちの助言を退けたレハブアム
列王記第一12:1-15(13)
日毎の糧
ソロモンの死後、彼の子レハブアムが代わって王となりました。人々はエジプトに逃げていたヤロブアムを呼び寄せて、彼らの代表者とし、レハブアムの所に行きました。そして、ソロモンが神殿と宮殿の建築のために彼らに負わせた過酷な労働と重いくびきを軽くしてほしいと要求しました。ソロモンに仕えていた長老たちは、王が民のしもべとなって彼らに仕え、親切な言葉をかけてあげるなら、王としての権力は確立すると言いました。ところが、苦労を知らない若い王はその助言が気に入らず退けてしまいました。そして、彼と共に育った若者たちに相談しました。彼らは、王の機嫌を取るかのように、民のくびきをもっと重くすべきだと助言しました。仕えるよりも、恐怖政治を行うことで国は堅く立つのだと主張したのです。
彼らはこの国がどんな国であるのかを分かっていませんでした。イスラエルは他の国々のように剣と槍で建てられたのではなく、神様の主権と恵みによって建てられた国です。神様に愛されている民が集まって出来た国です。王は国の管理を任されている者であり、神様の御心に聞き従うしもべなのです。強国、富国になればなるほど、王はより一層仕えるしもべにならなければなりません。レハブアムがこのことを忘れて民の上に君臨しようとした時、民の心は彼から離れて行きました。これはソロモンの罪に対する懲らしめでもあり、ヤロブアムに告げられた約束を実現しようとする神様の御心でもありました。もはや、全イスラエルはレハブアムの言葉に耳を貸しませんでした。民たちはレハブアムが遣わした役務長官アドラムを石で打ち殺しました。結果的に、レハブアムはユダ部族だけの王となり、残りの10部族はヤロブアムを王として立てました。
祈り:主よ、私は、聞き分けのない子どものように傲慢に行なわず、謙遜に仕える者になります。助けてください。
一言:謙遜に仕える指導者
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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