□12月9日(月)
おまえは荒れ果てる
エゼキエル書35:1-15(15)
日毎の糧
神様はセイルの山に対するさばきを言われます。ここで「セイルの山」は、エドム族を象徴しています。エドム族はイスラエル(ヤコブ)の兄エサウの子孫です(創36章参照)。ところが彼らはイスラエルに対して敵意を抱きました。弟ヤコブに騙されて兄エサウが長子の権利を奪われたと思ったからでしょう。ヤコブはエサウと和解しましたが、エサウの子孫は敵意を抱き続け、ヤコブの子孫であるイスラエル人が災難にあったとき、助けずにむしろ殺しました。イスラエルが自分たちの罪のゆえにバビロンによってさばかれたとき、エドムはエルサレムを略奪しました。
神様は、神様の民を祝福する者は祝福されますが、神様の民をのろう者はのろわれます(創世記12:3)。また、兄弟の苦しみを喜び、兄弟の血を流す者たちをもさばかれます。神様はエドムをさばき、荒れ果てさせ、荒廃した地とされます。彼らが残酷に血を流したので、血は彼らを追いかけます。人は種を蒔けば、その刈り取りもするようになります(ガラテヤ6:7)。
何よりもエドムは神様の御前で高慢でした。主がイスラエルとユダにおられたのに、次のように言いました。「これら二つの民、二つの国は、われわれのものだ。」イスラエルの統治者は神様です。それなのに、エドムは神様を透明人間であるかのように扱いました。しかし、自ら高ぶって神様の主権を無視する者の最後は悲惨です。今日もエドムのように神様の御前で高慢なままでいる人々がいます。彼らは、最後まで悔い改めなければ神様のさばきを受けて荒れ果てます。その時、神様が主であることを知るようになります。私たちは神様の御前で自分を顧みて謙遜にならなければなりません。
祈り:主よ、私が謙遜に主を認め、主にふさわしく歩み、神を知ることにおいて成長しますように。心に高慢が生じた時には、素直に悔い改めることができるようにお助け下さい。
一言:高慢は破滅に先立つ(箴言16:18)
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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