□12月27日(金)
主の翼の下に
ルツ記2:1-23(12)
日毎の糧
ルツは、生計を立てるために、畑に行って落ち穂を拾い集めました。そこは、偶然、義父エリメレクの親族のボアズの畑でした。ルツはたまたま、そこに行きましたが、背後では、主の見えない摂理の御手がともにおられました。そのとき、ボアズが来て、落ち穂を拾い集めるルツを見て、彼女に特別な思いを寄せました。その畑で働いている若者たちに、ルツのことをじゃましないように注意し、「のどが渇いたら、水がめのところへ行って、若者たちの汲んだのを飲みなさい」と言いました。ルツは、異邦人である自分に対するボアズの親切に深く感謝しました。ボアズは、ルツがナオミにしたことを聞いて、主から豊かな報いがあるようにと祝福しました。イスラエルの神である主は、ご自身の翼の下に避け所を求めて来た者を退けることはありません。ルツが異邦人であっても彼女を受け入れ、豊かに報いてくださいます。ルツは、はしためのような自分を慰め、話しかけてくれたボアズの優しさに深く感謝しました。ボアズはルツにパンと炒り麦を、十分食べてなお、余りあるほど与えました。ルツはナオミのところに戻り、たくさんの落ち穂と、先に十分食べてから残しておいたものを取り出して彼女に渡しました。そして、ボアズが自分にしてくれたことを話しました。ナオミは、ボアズが近親者であり、買い戻しの権利のある人であることを教え、その畑を離れないように助言しました。神の律法では、自分「の兄弟が貧しくなり、その所有地を売ったなら、買い戻しの権利のある親類が来て、兄弟の売ったものを買い戻さなければならない(レビ25:25)」ことが決まっていました。ナオミは、ルツとボアズの出会いの裏には、主の摂理の御手があることを悟りました。ナオミとルツの二人は、やもめとしてとても悲しい運命の中にいました。しかし主は、主の翼の下に避け所を求めて来た者たちに、豊かな報いを与えてくださる方です。
祈り:試練の時、気落ちしないで主に出て行くなら、主が御手を広げ、私たちの避けどころを用意して下さることを学びます。考えもしないような恵みを豊かに施して下さる主をほめたたえます!
一言:主の翼の下に出ていきましょう
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
「日ごとの糧に関するご意見・ご要望、メール配信希望・配信停止については、以下のリンク先よりお問い合わせください。
(お問い合わせページのリンク先)」