□1月9日(木)
救いの道を約束された神様
創世記3:14-24(15)
聖書本文
3:14 神である【主】は蛇に言われた。
「おまえは、このようなことをしたので、
どんな家畜よりも、
どんな野の生き物よりものろわれる。
おまえは腹這いで動き回り、
一生、ちりを食べることになる。
3:15 わたしは敵意を、おまえと女の間に、
おまえの子孫と女の子孫の間に置く。
彼はおまえの頭を打ち、
おまえは彼のかかとを打つ。」
3:16 女にはこう言われた。
「わたしは、あなたの苦しみとうめきを
大いに増す。
あなたは苦しんで子を産む。
また、あなたは夫を恋い慕うが、
彼はあなたを支配することになる。」
3:17 また、人に言われた。
「あなたが妻の声に聞き従い、
食べてはならないと
わたしが命じておいた木から食べたので、
大地は、あなたのゆえにのろわれる。
あなたは一生の間、
苦しんでそこから食を得ることになる。
3:18 大地は、あなたに対して茨とあざみを生えさせ、
あなたは野の草を食べる。
3:19 あなたは、顔に汗を流して糧を得、
ついにはその大地に帰る。
あなたはそこから取られたのだから。
あなたは土のちりだから、
土のちりに帰るのだ。」
3:20 人は妻の名をエバと呼んだ。彼女が、生きるものすべての母だからであった。
3:21 神である【主】は、アダムとその妻のために、皮の衣を作って彼らに着せられた。
3:22 神である【主】はこう言われた。「見よ。人はわれわれのうちのひとりのようになり、善悪を知るようになった。今、人がその手を伸ばして、いのちの木からも取って食べ、永遠に生きることがないようにしよう。」
3:23 神である【主】は、人をエデンの園から追い出し、人が自分が取り出された大地を耕すようにされた。
3:24 こうして神は人を追放し、いのちの木への道を守るために、ケルビムと、輪を描いて回る炎の剣をエデンの園の東に置かれた。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
人間の罪の結果、蛇は腹ばいで歩き、一生ちりを食べるようになるというのろいを受けました。また、女との間に敵意を持ち、結局は「女の子孫」によって滅びるようになりました。神様は蛇をのろいながら、同時に救いの道も約束されました。これを「原始福音」と言います。そして、この御言葉で「女の子孫」はイエス・キリストを指しています。神様は時になると、処女マリアを通して、イエス・キリストをこの地に遣わされ(ガラ4:4)、イエス様の十字架と復活を通して、サタンを滅ぼされました(ヘブ2:14,15)。神様は、神様から離れて苦しみの多い人生を歩むしかない人間に、メシアを約束されました。罪によって死ぬしかなかった人間に救いの道を開いておかれた神様は、聖なる愛の神様です。
女にはみごもりの苦しみがあるようになり、夫を恋い慕い、支配されるようにされました。アダムは死ぬまで苦労しなければ、食べていけなくなりました。それよりも、最も悲惨なのは、結局は土に帰らなければならないことです(19)。私たちは生涯苦労して、何かを得ようとしますが、結局は死ななければならないことが、罪を犯した人間の運命です。しかし、神様は罪を憎まれますが、罪人は愛されます。それで獣を犠牲にして、皮の衣を作り、着せてくださることで、羞恥心を覆ってくださいました。また、彼らをエデンから追い出されましたが、エデンの園はあえて無くすことをされず、永遠のいのちの望みを残して置かれました(24)。
祈り:主よ、罪は憎まれますが、罪人を愛される主の聖なる愛に感謝し、賛美いたします。
一言:神様の救いの愛
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
「日ごとの糧に関するご意見・ご要望、メール配信希望・配信停止については、以下のリンク先よりお問い合わせください。
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