□1月10日(金)
神に対して顔を伏せたカイン
創世記4:1-15(5)
日毎の糧
アダムがエバを知り、カインとアベルを生みました。アベルは羊を飼い、カインは農業をしました。彼らはそれぞれ、彼らの持ち物からささげ物をしました。しかし、神様は、アベルとそのささげ物とに目を留められましたが、カインとそのささげ物には目を留められませんでした。
カインはそんな神様の御心に納得がいかなかったようです。激しく怒り、顔を伏せました。私たちも、自分ではなく他の人が神様に選ばれるのを見る時、心が騒ぎます。不公平だと思ってカインのように怒る時があります。問題は、その後どうするかです。カインは、自分の顔を伏せました。神様との対話を拒絶しました。何が問題だったのか、自分はどうすれば良かったのかを神様に聞くことも出来たはずです。しかし、彼は自分の怒りの殻に閉じこもってしまいました。神様はこのような彼に、「なぜ、あなたは怒っているのか。…罪はあなたを恋い慕うが、あなたはそれを治めなければならない」と言われました。しかし彼はそんな神様の御言葉を無視し、弟に襲いかかって殺しました。怒りをおさめずに神様に反発するなら、必ず恐ろしい罪を犯すようになります。カインはのろわれるようになり、地上をさまよい歩くさすらい人になりました。カインは耐えきれない罪意識と死の恐怖に悩まされるようになりました(13,14)。ところが恵み深い神様は彼の訴えを聞かれ、彼にしるしを与えることで、死の恐怖から解放してくださいました。私たちの神様は、怒るのに遅く、慈しみと憐れみが無限にある神様です。この神様の愛を知った時、反発心を捨てて、悔い改めることができます。
祈り:主よ、心に不満や不公平感が生じても、主に顔を伏せてしまわないようにしたいです。主の愛を信じて素直に主の前に出て行き、御言葉を聞くように助けてください。
一言:神様に顔を伏せないでください
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
「日ごとの糧に関するご意見・ご要望、メール配信希望・配信停止については、以下のリンク先よりお問い合わせください。
(お問い合わせページのリンク先)」