□1月11日(土)
カインの子孫とセツの子孫
創世記4:16-26(26)
日毎の糧
カインは主の前から去って、ノデの地に住み着いて、町を建てました。家畜を飼い、音楽も始まりました。さまざまな鋭い武器も生産するほどに、金属文明も発達しました。しかし、人々はどうだったのでしょうか。カインの子孫の中で代表的な人はレメクです。彼は、二人の妻をめとりました。彼は強暴で、人を残忍に殺すことを誇りにして詩を作り、歌いました(23,24)。文明や文化が発達すると、人は少しずつ高尚になっていくと考えます。しかし、カインの子孫を見ると、文明と文化の発達と共に、人間の罪はむしろ、さらにひどくなり、広がって行くことが分かります。カイン一人の罪は、彼だけでなく、その子孫にも恐ろしい悪影響を及ぼすようになりました。
しかし、神様は望みを残して置かれました。アダムは、さらに、その妻を知ったので、彼女は男の子を産みました。その子をセツと名づけて言いました。神様はアベルの代わりに、セツをアダムとエバにお与えになりました。そのセツにもまた男の子が生まれました。彼は、その子をエノシュと名づけました。その時、人々は主の名を呼ぶことを始めました(26)。つまり、主に祈るようになったということです。セツの子孫は、神様がご自分の御名のために残して置かれた聖なる子孫たちです。セツの子孫を残して置かれた神様は望みの神様です。いくら世の中が暗く絶望的に見えても、神様は自ら聖なる子孫たちを残して置かれ、彼らを通して救いの御業を成しておられます。
祈り:主よ、セツの子孫を立てられた神様を通して、望みを発見し感謝します。私もこの時代の聖なる子孫になるように、助けてください。
一言:聖なる子孫、希望の神様
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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