□1月18日(土)
セム、ハム、ヤフェテの歴史
創世記10:1-32(1)
聖書本文
10:1 これはノアの息子、セム、
ハム、ヤフェテの歴史である。
大洪水の後、彼らに息子たちが生まれた。
10:2 ヤフェテの子らはゴメル、マゴグ、マダイ、ヤワン、トバル、メシェク、ティラス。
10:3 ゴメルの子らはアシュケナズ、リファテ、トガルマ。
10:4 ヤワンの子らはエリシャ、タルシシュ、キティム、ドダニム。
10:5 これらから島々の国民が分かれ出た。それぞれの地に、言語ごとに、その氏族にしたがって、国民となった。
10:6 ハムの子らはクシュ、ミツライム、プテ、カナン。
10:7 クシュの子らはセバ、ハビラ、サブタ、ラアマ、サブテカ。ラアマの子らはシェバ、デダン。
10:8 クシュはニムロデを生んだ。ニムロデは地上で最初の勇士となった。
10:9 彼は【主】の前に力ある狩人であった。それゆえ、「【主】の前に力ある狩人ニムロデのように」と言われるようになった。
10:10 彼の王国の始まりは、バベル、ウルク、アッカド、カルネで、シンアルの地にあった。
10:11 その地から彼はアッシュルに進出し、ニネベ、レホボテ・イル、カルフ、
10:12 およびニネベとカルフの間のレセンを建てた。それは大きな町であった。
10:13 ミツライムが生んだのは、ルディ人、アナミム人、レハビム人、ナフトヒム人、
10:14 パテロス人、カスルヒム人、カフトル人。このカスルヒム人からペリシテ人が出た。
10:15 カナンが生んだのは、長子シドン、ヒッタイト、
10:16 エブス人、アモリ人、ギルガシ人、
10:17 ヒビ人、アルキ人、シニ人、
10:18 アルワデ人、ツェマリ人、ハマテ人。その後、カナン人の諸氏族が分かれ出た。
10:19 それでカナン人の領土は、シドンからゲラルに向かって、ガザに至り、ソドム、ゴモラ、アデマ、ツェボイムに向かって、ラシャにまで及んだ。
10:20 以上が、その氏族、その言語、その地、国民ごとの、ハムの子孫である。
10:21 セムにも子が生まれた。セムはエベルのすべての子孫の先祖であり、ヤフェテの兄であった。
10:22 セムの子らはエラム、アッシュル、アルパクシャデ、ルデ、アラム。
10:23 アラムの子らはウツ、フル、ゲテル、マシュ。
10:24 アルパクシャデはシェラフを生み、シェラフはエベルを生んだ。
10:25 エベルには二人の息子が生まれ、一人の名はペレグであった。その時代に地が分けられたからである。彼の兄弟の名はヨクタンであった。
10:26 ヨクタンが生んだのは、アルモダデ、シェレフ、ハツァルマベテ、エラフ、
10:27 ハドラム、ウザル、ディクラ、
10:28 オバル、アビマエル、シェバ、
10:29 オフィル、ハビラ、ヨバブ。これらはみな、ヨクタンの子であった。
10:30 彼らが住んだ地は、メシャからセファルに及ぶ東の高原地帯であった。
10:31 以上が、その氏族、その言語、その地、国民ごとの、セムの子孫である。
10:32 以上が、それぞれの家系による、国民ごとの、ノアの子孫の諸氏族である。大洪水の後、彼らからもろもろの国民が地上に分かれ出たのである。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
創世記10章ではノアの子孫たちがどのように地に広がったかを説明しています。ヤフェテの子孫は地中海に広がりました。ハムの子孫は、クシュ(エチオピア)、ミツライム(エジプト)、プテ(リビア)、カナン(ぺリシテ)が含まれます。クシュの子ニムロデは、地上で最初の権力者となりました。彼は主のおかげで力ある猟師になりましたが、多くの人の血を流し、王国を建てました。また、バベル、ニネベ、レセン等の都市を築き、中東アジア、当時の世界の覇権を握りました。一方、セムの子孫は彼らに押し出されて、神様に仕えるために川を渡って行き来するしかありませんでした。セムの系図ではエベルが一番先に記録されています。それはエベルの子孫から信仰の先祖アブラハムが生まれるからです。
ノアの子孫たちの歴史から、神様が願われる世界は、神さまの正義が行き渡り、弱者が守られる世界であることがわかります。人々が神様を愛し、隣人を愛する世界です。しかし、神様がいない世の中は、力、物、暴力が支配するようになります。
祈り:主が私たちを選ばれたのは能力によってではなく、ただ愛によってであることを悟ります。私たちが互いに愛し受け入れ合う神様の正義の共同体として用いられるように助けてください。
一言:セムの系図
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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