□1月19日(主日)
人々を地の全面に散らした
創世記11:1-32(9)
聖書本文
11:1 さて、全地は一つの話しことば、一つの共通のことばであった。
11:2 人々が東の方へ移動したとき、彼らはシンアルの地に平地を見つけて、そこに住んだ。
11:3 彼らは互いに言った。「さあ、れんがを作って、よく焼こう。」彼らは石の代わりにれんがを、漆喰の代わりに瀝青を用いた。
11:4 彼らは言った。「さあ、われわれは自分たちのために、町と、頂が天に届く塔を建てて、名をあげよう。われわれが地の全面に散らされるといけないから。」
11:5 そのとき【主】は、人間が建てた町と塔を見るために降りて来られた。
11:6 【主】は言われた。「見よ。彼らは一つの民で、みな同じ話しことばを持っている。このようなことをし始めたのなら、今や、彼らがしようと企てることで、不可能なことは何もない。
11:7 さあ、降りて行って、そこで彼らのことばを混乱させ、互いの話しことばが通じないようにしよう。」
11:8 【主】が彼らをそこから地の全面に散らされたので、彼らはその町を建てるのをやめた。
11:9 それゆえ、その町の名はバベルと呼ばれた。そこで【主】が全地の話しことばを混乱させ、そこから【主】が人々を地の全面に散らされたからである。
11:10 これはセムの歴史である。
セムは百歳のとき、アルパクシャデを生んだ。それは大洪水の二年後のことであった。
11:11 セムはアルパクシャデを生んでから五百年生き、息子たち、娘たちを生んだ。
11:12 アルパクシャデは三十五年生きて、シェラフを生んだ。
11:13 アルパクシャデはシェラフを生んでから四百三年生き、息子たち、娘たちを生んだ。
11:14 シェラフは三十年生きて、エベルを生んだ。
11:15 シェラフはエベルを生んでから四百三年生き、息子たち、娘たちを生んだ。
11:16 エベルは三十四年生きて、ペレグを生んだ。
11:17 エベルはペレグを生んでから四百三十年生き、息子たち、娘たちを生んだ。
11:18 ペレグは三十年生きて、レウを生んだ。
11:19 ペレグはレウを生んでから二百九年生き、息子たち、娘たちを生んだ。
11:20 レウは三十二年生きて、セルグを生んだ。
11:21 レウはセルグを生んでから二百七年生き、息子たち、娘たちを生んだ。
11:22 セルグは三十年生きて、ナホルを生んだ。
11:23 セルグはナホルを生んでから二百年生き、息子たち、娘たちを生んだ。
11:24 ナホルは二十九年生きて、テラを生んだ。
11:25 ナホルはテラを生んでから百十九年生き、息子たち、娘たちを生んだ。
11:26 テラは七十年生きて、アブラムとナホルとハランを生んだ。
11:27 これはテラの歴史である。
テラはアブラム、ナホル、ハランを生み、ハランはロトを生んだ。
11:28 ハランは父テラに先立って、親族の地であるカルデア人のウルで死んだ。
11:29 アブラムとナホルは妻を迎えた。アブラムの妻の名はサライであった。ナホルの妻の名はミルカといって、ハランの娘であった。ハランはミルカの父、またイスカの父であった。
11:30 サライは不妊の女で、彼女には子がいなかった。
11:31 テラは、その息子アブラムと、ハランの子である孫のロトと、息子アブラムの妻である嫁のサライを伴い、カナンの地に行くために、一緒にカルデア人のウルを出発した。しかし、ハランまで来ると、彼らはそこに住んだ。
11:32 テラの生涯は二百五年であった。テラはハランで死んだ。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
創世記11章では、人々が共通の言語を用いていたため、すべての人が力を合わせることができました。彼らは自分たちで加工した材料を用いて天に届く高い塔を建設しようとしました。彼らの目的は神様に挑戦して、自分たちの名声を誇ることでした。彼らの計画は成功したように見えました。しかし、主が降りて来て彼らのことばを混乱させたので、互いにことばが通じなくなりました。人間が増えて地に満ちる事を御心とされていた(9:1)主は、人々をそこから地の全面に散らしました。そのため、彼らはその町を建てるのをやめました。神様から離れた人間は自分の名を誇ろうとしますが、神様が彼らの高慢をご覧になり、散らされます。神様の御名を尊重することが、高慢の罪から私たちを守ってくれます。
10-32節にはセムからアブラハムまでの系図が記されています。この系図は、地の全面に散らされた私たちが、何をすべきか教えてくれます。アブラハムは主の召しを受けて、主に従って生きました。彼は主の御名を呼び求めて祈りました(12:8)。この道は、一見すると孤独で苦しい道ですが、神様がご自分の名をかけて共にしてくださる道です。
祈り: 私たちが求めるべきものは主の御名であり、主がなさろうとしていることは必ず成就することを悟ります。今日も主が私たちと共に働いてくださり、私たちを通して主の栄光を現わして下さいますように祈ります。
一言: 神様の御名
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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