□2月9日(主日)
天の神は一つの国を起こされます
ダニエル書 2:31-49(44)
日毎の糧
帝国という巨大な国家が歴史上、初めて登場する時代でした。人々にはこの巨大な力、大きな輝きは初めてでした。帝国の力と輝きがまるで大きな像のように見えました。そして、主である神様がまるでバビロンとその偶像に負けたかのように見えました。巨大で強い神々の世界、不信の世界が、小さくて弱い神の民を取り囲んでいます。この巨大なバビロン帝国は永遠に続くようにみえます。果たして神の民は生き残れるでしょうか。風前の灯のような主への信仰は消えずに続くでしょうか。目に見える状況は絶望的であり、神の民として生きることを諦め、バビロンに同化されるほうが生き残れると思いがちです。しかし、主である神様は王の夢を通して、ダニエルとイスラエルの民に何を見せておられるのでしょうか。王の夢の中で重要な点は、帝国の行方ではありません。注目すべき点は、これが誰の手によるものか、です。人手によらずに切り出された石、すなわち神様によって用意された石が、偶像の鉄と青銅と粘土と銀と金をみな打ち砕いてしまいます。この世の国々はいつか滅び失せますが、神様が立てられた国は永遠です。その国は、イエス・キリストの十字架によって立てられた国であり、またイエス様の再臨を通して永遠に堅く立つべき神の御国です。この国こそが、私たちが恋い慕うべきまことの国です。この夢を見たダニエルとイスラエルは、滅びるべきこの世の国に屈することなく、主への信仰を守り、神様の民として生きるようになります。
華やかで強い金や銀のような国々がこの世を支配しているかのように見えます。豊かな都市とその美しい建築物、目に見える富がこの世を左右しているかのように見えます。信仰による生き方が嘲られる時代です。しかし、それらは永遠ではありません。主だけがまことの主権者であられ、その御国こそが永遠に続きます。イエス・キリストによって、私たちの中に立てられた神の国こそ、主の再臨によって立てられるその御国こそ、私たちのまことの国なのです。
祈り:主よ、滅びることのない、まことの国である神の国を待ち望みます。
一言:永遠に続く神の御国
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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