□3月13日(木)
埋葬地を買ったアブラハム
創世記23:1-20(20)
日毎の糧
サラは百二十七歳の年齢でヘブロンで死にました。アブラハムは生涯の伴侶であったサラのために悼み、悲しみ、泣きました。彼はヒッタイト人に、サラのために埋葬地を得させてほしいとお願いしました。ヒッタイト人たちは、アブラハムを神が立てられた指導者として認め、自分たちが持っている墓地の中から良いものを選ぶように言いました。アブラハムはエフロン所有のマクペラの洞穴を埋葬地として譲ってもらうようにお願いしました。この言葉を聞いたエフロンは、自分の畑地と洞穴をただで与えると言いました。しかし、アブラハムはただで貰えるという好意に甘えることなく地の対価として銀四百シェケルをエフロンに渡しました。アブラハムは、適切な対価を払って、エフロンの畑地とそこにある洞穴と、畑地の周りの境界線内にあるすべての木を買い取りました。その町の門に入るすべてのヒッタイト人たちの目の前で、マクペラの洞穴がアブラハムの所有となりました。
アブラハムがマクペラの洞穴を、あえてお金を払って買った目的は何でしょうか。子孫たちに、その地が神様の約束の地であることを教えるためです。アブラハムは、自分の子孫が外国の地で寄留者となっても、400年後には再び戻ってくるという神様の約束を信じていました。アブラハムは子孫に、この地が彼らと何の係わりもない地ではなく、神様が約束した地であることを確信させようとしました。このため、サラと自分の埋葬地を買っておき、誰も否定することができないようにお金を払い、確実に彼の所有としたのです。アブラハムは旅人のように暮らしていましたが、約束の地への明確な望みを持っていました。自分の代だけでなく、子孫たちの信仰も助けようと、信仰の財産を残そうとしました。彼は遠い先の代までを見る歴史観を持った人でした。
祈り:主よ、私が今、福音のために得た地と御業がたとえ小さなものであったとしても、遠い未来には、世界を福音化する基礎になることを信じます。
一言:遠い未来まで見る信仰
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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