□2月11日(火)
このように救い出すことのできる神は、他にいない
ダニエル書3:19-30(29)
日毎の糧
楽器の音に合わせて一斉にバビロンの高官たちは金の像を拝みました。しかし、ダニエルの三人の友人たちだけは、主である神様への信仰を守るために、金の像を拝みませんでした。これは、当時の神の民たちが置かれた状況の縮小図でした。巨大かつ強力な不信の世界が、弱小の神の民を囲い込んでいます。信仰が不信に飲み込まれそうな状況です。果たして、この世の主権は誰の手にあるのでしょうか。王の手にあるように見えます。
怒りに満ちたネブカドネツァル王は炉を普通より七倍熱くするように命じ、三人の友人たちを縛って、火の燃える炉に投げ込みました。彼はこう思っていたでしょう。「人のいのちはこの私の手が握っていることを見せつけよう。」しかし、ダニエルの友人たちは、何の害も受けることなく、火の中を歩いていました。火は彼らのからだに及んでおらず、髪の毛も焦げず、上着も以前と変わらず、火の臭いもしませんでした。神様が御使いを送り出し、彼らを守ってくださったのです。ネブカドネツァル王はバビロンの王であり、神のような存在でした。彼の言うとおりにならないことは一つもないほど、絶対的な権力を持っていました。しかし、主である神様は、バビロンのすべての高官たちの前で、主こそ、まことの神であることを明らかにされました。巨大な不信の世界で、信仰が勝利し、神様がほめたたえられました。
神様こそ、世のまことの主権者であり、いのちの主です。この神様はご自分を信頼し、他の神々を拝まない信仰の人々を救ってくださいます。ですから、今は巨大な不信の世界に神の民たちが飲み込まれそうであっても、主は必ず彼らを救い出し、勝利を与えてくださいます。これは苦難の中にいる神の民たちに大きな慰めとなり、望みとなります。どんなに弱くても、大胆に不信の世界に挑む力と勇気を与えてくれます。私たちも主だけを拝み、主だけに仕えるという信仰の宣言をすべきです。
祈り:私はまことの主権者、いのちの主である神様だけに仕えます。
一言:ただ主である神様だけが
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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